<2024Next Breakerを探せ!>ポテンシャルは無限大 出でよ! 次世代の逸材たち【セ・リーグ先発編】
他球団でも今後に期待が持てる楽しみな投手は多い。ここでは今季の阪神・村上頌樹、オリックス・山下舜平大のように来季のブレークを予感させる投手たちを紹介しよう。すでに芽を出しつつある投手、まだ一軍デビューのない投手、さらにルーキーに育成もいるが、いずれも球団担当が選んだ逸材たちだ。先発とリリーフに分けて、お届けする。 写真=桜井ひとし、BBM ※選定は球団担当。年目は2024年でのプロ年目、年齢も2024年の満年齢。最速は自己最速。変化球は2023年に投げた割合の多い順に掲載[一軍のみ]、ルーキーは持ち球から順不同、2023年成績のEはイースタン、Wはウエスタン 【選手データ】門別啓人 プロフィール・通算成績
阪神・門別啓人 開幕先発ローテ入りを目指す
高卒ルーキーとして目標は1つクリアした。「一軍に上がって先発のマウンドで投げたいです」。9月30日の広島戦(マツダ広島)で一軍先発デビュー。5回を投げ7安打無失点の好投を見せた。勝ち星はつかなかったが、来年以降に希望を持たせる内容だった。 その15日前、同じく広島戦(マツダ広島)でリリーフで一軍デビューし、3回を3失点で負け投手となっていただけに約2週間後に見事に修正してみせた。そして迎えた秋季キャンプでさらなる進化を遂げていた。 「力あるよなあ。ボールなあ、ストレート。高校から1年目であれだけ投げられたら十分やで」と岡田彰布監督はブルペン投球を見てご満悦。春季キャンプで一軍に抜てきすることをほのめかした。 「9回を投げ切って勝ちたいです」という今季の目標は来季に持ち越し。ハイレベルな先発陣へ割って入るために、オフもトレーニングに打ち込むつもりだ。究極の目標は「日本のエースになる」こと。その座をつかむために、来季は開幕先発ローテ入りが絶対となる。 PROFILE もんべつ・けいと●2004年7月10日生まれ。北海道出身。183cm86kg。左投左打。東海大札幌高-阪神23[2] ■最速=150キロ ■変化球=フォーク、スライダー、カーブ、シンカー ■2023年成績=2試合、0勝0敗0S0H、防御率3.38