【マーチS】馬券攻略のヒントは前走クラスと斤量にあり 本命はブライアンセンス
混戦必至のハンデ重賞 前走クラスの着順に注目
この仕事をしていると少し前だと思っていたことが、かなり昔だったことが多い。そう思ったのは出走予定馬の父名を見ていて、エスポワールシチーの名前を見つけたからだ。本馬は2009年マーチSの勝ち馬。すでに15年前だということに驚いた。ディープインパクトの三冠達成が間もなく20年前の出来事になるのだから、私も歳をとるわけだ。 【高松宮記念2024 推奨馬】1200mは連対率100%、ミスプロ系は単回率163%で血統◎!外国馬の見解もあり SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) さて今回はGⅠ高松宮記念の10分前に発走するマーチSの予想をしていく。 過去10年で馬連万馬券が3回、馬単万馬券が5回と荒れるハンデ重賞。ローテーションも多様になっていて、なかなか絞り込むのが難しい状況だ。はじめに主な前走クラス別成績を見ていく。 GⅠ【3-0-0-7】 GⅡ【1-1-1-8】 GⅢ【1-0-0-15】 OP・L【3-7-7-64】 3勝クラス【1-0-1-11】 地方【1-1-2-22】 22年に3着同着があったので、3着馬は計11頭になっている。今回は出走登録馬にスポットを当てて見ていきたい。 まず前走GⅡ組はブライアンセンスが東海S4着から転戦してくる。東海S組は【1-1-1-5】で昨年はハヤブサナンデクンが1着。一昨年はケンシンコウ、ブルベアイリーデが2、3着と、要注目の前走レースだ。 今年は前走JRA重賞の馬はブライアンセンスのみ。となると、重要になるのは前走OP・L組の収拾だろう。まずはリステッド組から見ていこう。今年は下記の3レースからの出走馬がいる。 仁川S【0-1-4-16】 師走S【0-0-1-0】 ベテルギウスS【0-0-0-1】 出走馬が多い仁川S組は20年のクリンチャーが前走2着から挑みここでも2着。連対したのはこの1回のみ。今年は1着馬で3連勝中のダイシンピスケスや2着ウェルカムニュースらが出走予定だが、取捨で悩むところだ。 次にOP組は下記の2レースから出走予定だ。 総武S【2-4-1-24】 ポルックスS【0-1-1-9】 実はマーチSで一番馬券に絡んでいる前走レースが総武S。ただし3着内に好走した7頭中6頭が前走5着以内だった。唯一の例外が6着から巻き返した16年のショウナンアポロンだ。今年は1着ゴールドハイアー、3着キタノヴィジョンが出走予定なので要注目だ。 前走ポルックスS組は全11頭中7頭が二桁着順に敗れるというなかなか鬼門のローテーション。昨年のウィリアムバローズのように最低限、連対は確保しておきたい。と考えるとポルックスSで連対したヴァルツァーシャルとキタノリューオーには注意が必要だ。 次に前走地方組に目を向けてみよう。例年多いイメージだが今年は3頭。うちニューモニュメントは昨年創設の神奈川記念からの転戦でデータなし。データがあるのは2レースに絞られる。 佐賀記念【1-0-1-9】 名古屋グランプリ【0-0-0-5】 前走佐賀記念組の1勝は15年に連勝で本レースを制したマイネルクロップ。出走全馬が前走で掲示板を確保していながら1勝3着1回と結果が出ていない。前走名古屋グランプリ組も同様で、基本的には厳しい臨戦と言える。