インドネシアCPI、8月は前年比+2.12% 2年半ぶり低水準
Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo [ジャカルタ 2日 ロイター] - インドネシア統計局が2日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.12%上昇し、前月(2.13%上昇)からほぼ横ばいだった。 8月は2022年2月以来の低水準となり、ロイターがまとめた予想と一致した。インドネシア銀行(中央銀行)は1.5─3.5%を目標レンジとしている。 コアインフレ率は2.02%で、7月の1.95%から上昇。予想の1.98%をわずかに上回った。 インドネシアのインフレ率は昨年半ば以降、中銀の目標レンジ内に収まっているが、中銀はルピア安定と海外市場のボラティリティーに対応するため、金利を高めに維持している。 中銀のワルジヨ総裁は、今四半期は通貨安定が政策の焦点だが、来期は経済成長を押し上げるために緩和の余地があるとしている。