滑空爆弾「1日120発」 ロシア領800平方キロ保持と英
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、ロシアが過去24時間で、120発超の誘導滑空爆弾によりウクライナを攻撃したと発表した。ロシアが過去1週間で無人機約300機、ミサイル約30発を使ったとし、長距離兵器を供与する欧米に対し、ロシア領内への攻撃での使用を容認するよう改めて求めた。 【写真】プーチン大統領「NATO諸国がロシアと戦うことを意味し、紛争の本質を変える」 長距離攻撃容認をけん制
英国防省は15日、ウクライナが越境攻撃をしているロシア西部クルスク州で、ウクライナが800~900平方キロを保持していると発表した。ロシア空挺部隊などがウクライナの陣地を攻撃、集落数カ所を奪還した可能性が高いとの見方も示した。 ゼレンスキー氏は6日、クルスク州の1300平方キロ以上を制圧したと主張していた。 一方、東部ハリコフ州知事は15日、ロシア軍の滑空爆弾によるとみられる同日のハリコフへの攻撃で1人が死亡し、負傷者は41人と発表した。 ウクライナ内務省は15日、ロシアが南部ザポロジエ州の農場を砲撃し、3人が死亡したと明らかにした。