塩谷元文科相、衆院選不出馬意向 裏金事件巡り自民を離党
自民党の派閥裏金事件を巡り離党した塩谷立元文部科学相(74)=比例東海=は、次期衆院選に出馬しない意向を固めた。10日の支援者会合で表明する見通し。関係者が4日、明らかにした。塩谷氏は昨年8月末に安倍晋三元首相死去後に会長不在となっていた安倍派の座長に就いた。同派は解散方針を決めている。 自民は今年4月、裏金事件の責任を重く見て、同派の事実上トップだった塩谷氏に離党勧告処分を下した。塩谷氏は「事実誤認が多々ある」として再審査を請求したが、却下された。 塩谷氏は1990年衆院選で初当選。2021年衆院選静岡8区で立民候補に敗れ、比例復活した。党静岡県連は後継候補の擁立を急ぐ。