お風呂や家具にカビが生えていませんか?ジメジメすると発生する嫌なカビの取り方と予防法
湿気の多い場所で繁殖するカビはこれからの季節の大敵です。衣服の黒ずみや木製家具の表面に吹いた粉、シャワーの隅の黒ずみなどはすべてカビの仕業です。他にもガレージや地下室、キッチンシンクの下など普段見過ごしがちな場所に潜んでいるかもしれません。初期段階のカビは白やグレーの粉のように見えますが、黄色や茶色、濃い灰色に変色することもあります。 【写真集】家のカビ対策はこれで完璧!家具・場所別おすすめのカビ取り方法 「カビは見苦しいだけではありません。アレルギーや呼吸器系に敏感な人にとっては刺激因子になります」と語るのは雑誌『グッド・ハウスキーピング』の研究所の「ホームケア&クリーニング」部門のエグゼクティブディレクター、キャロリン・フォルテです。「早急に対処しないとあっという間に広がり、危険で深刻な状況になりかねません」。またカビは雨漏りがしている、家の湿度管理が適切ではないなど、何か対処が必要であることを示す最初の指標となることが多いのです。 そこでカビの季節を前に除去方法を専門家から助言してもらいました。壁、椅子の布張り部分、カーペット、衣類など場所によって方法は異なります。この手順に従えば、カビの発生を抑えられるでしょう。さらに予防のためのヒントや、白カビと青カビ、黒カビの違いも紹介します。
布張りの家具
マットレスやソファのような布張りの家具は水で傷んでいたり、内部にカビが生えていたりする可能性もあります。その場合は廃棄しなくてはなりません。小さな白カビの場合は、以下の方法で対処しましょう。 1.表面全体に掃除機をかけます。 2.消毒用アルコールとぬるま湯を同量ずつ含ませた布で表面を拭き、残ったカビを取り除きます。生地が傷まないか、まず目立たない場所でスポットテストをするのがおすすめ。 クッションが取り外せる場合は、外側のカバーを外して洗濯してください。その場合はクッション部分にカビが広がっていないかよく見ましょう。 3.水で湿らせたスポンジで張り地を拭きます。 4.送風乾燥機に数時間当てて乾燥させます。臭いを取り除くために重曹を振りかけ、ブラッシングします。 5.表面に残る胞子を殺すために、「ライゾール」などの消毒剤をかけます。