【マイルCS展望】連覇を狙うナミュールが中心も上位きっ抗ムード 英国のG1馬チャリンは日本馬の脅威に
「マイルCS・G1」(17日、京都) 下半期の最強マイラー決定戦に多士済済なメンバーが集結。中心を担うのは連覇を狙うナミュールだ。昨年末に香港、今春にはドバイ遠征を経験し、さらなる成長を遂げている。安田記念2着以来でも、「追い切っていけば勝手に良くなる馬。ずっといい状態で、いい意味で変わりないです」と小川陽助手は万全をアピール。クラブの規定で来春での引退が決まっている5歳牝馬が、ここでもうひと花咲かせるか。 【写真】思い出すと涙が 代打騎乗で栄冠をつかんだ昨年のナミュール 対抗格は同じく牝馬のブレイディヴェーグ。昨年のエリザベス女王杯を制した後は今年3月のドバイターフを目指していたものの、飛節後腫を発症して回避。前走の府中牝馬Sが11カ月ぶりの復帰戦だったが、上がり最速タイの末脚を発揮して快勝した。能力の高さは随一で、初のマイルをクリアできればV圏内だ。 マイル戦線の堅実派ソウルラッシュも上位の一角。前走の富士Sは「休み明け感があった」と団野。ひと叩きされたここは違うはずだ。他ではG1V3を誇る英国調教馬チャリン、富士Sで重賞初制覇を飾ったジュンブロッサム、一昨年の覇者セリフォスも虎視たんたんと頂点を狙っている。