「何をするのも特別」南極に派遣された鹿児島の料理人が報告会 極地で経験した“かけがえのない時間”
家族との時間も大切に…
報告会の翌日。再開に向けた準備を進める店の中で、中川さんが取材班に見せてくれたものがある。 南極大陸の形をした鍋敷きだ。南極派遣の記念として、同期の建築隊員が作ってくれたという。同じようなものは、昭和基地でも使っていたと聞いた。 中川さんは「『南極に行った人』という認識でお客さんが来られると思うので、南極らしいところが店にあってもいいので『あっ、これね』と話のネタにもなる」と、店の新たなシンボルとしての役割に期待していた。 何事にも好奇心旺盛な中川さん。南極での活動を終えて次の挑戦は…と言いたいところだが、新たな挑戦探しはいったんお休み。今は南極にいる間、寂しい思いをさせていた家族との時間を大切にしつつ、2024年7月の小料理店再開を目指す。 はるか南極の地で美しさに感動し、厳しさにもまれながらも隊員たちを笑顔にした料理が、今度は鹿屋の人たちにきっと大きな笑顔をもたらすことだろう。 (鹿児島テレビ)
鹿児島テレビ