第一生命が希望退職約1000人募集 50歳以上の社員が対象に
第一生命ホールディングス(HD)は14日、約1千人の希望退職を募集すると発表した。傘下の第一生命保険で勤続15年以上、50歳以上の社員が対象となる。来年1月に募集し、営業職員ら一部の社員は対象外となる。 退職者には、退職金に上乗せして月例基本給の最大48カ月分を支給するほか、再就職を支援する。1千人の応募があった場合の経費は約150億円を見込む。 第一生命HDは、企業の福利厚生を代行するベネフィット・ワンを買収するなど、保険以外の事業の拡大や、資本効率の向上を進めている。希望退職の狙いについては、人材の多様化をめざすと説明。キャリアを積んだ社員には「習熟したスキルを社外でいかすセカンドキャリアを選択しやすくなるサポートを提供する」としている。(杉山歩)
朝日新聞社