江本孟紀氏「逃げ回りましたけど」 実は世界の王を最も抑えた投手だった…「私の記録は珍記録に」
野球評論家の江本孟紀氏(77)が3日放送のBSフジ「プロ野球 レジェン堂 徳さんエモやんの新年言いたい放談」に出演。野球界のレジェンドである巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(88)とプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(84)について語った。 【写真】1980年4月19日の巨人戦、王(左)を空振り三振に仕留めガッツポーズする阪神・江本 現役時代は長嶋氏とはほとんど会話したことがなく「あいさつしかない」という江本氏。評論家になってからは試合前練習を見学している時に色々と話をしたそうで「意外と野球の話はしなかった。政治の話が好きで“どう、おたくの〇〇は”みたいな。政治の話は結構興味がありましたね」と振り返った。 王氏とは現役時代に対戦し通算打率・134に抑えている。それでも「僕は逃げ回りましたけどね。打たれてみじめな思いするよりも、どんなことをしても打たれないと。ある程度頭を使ってということも言えるんですけど」と話し、「真ん中に投げるって一番度胸いるんですよ。だから開き直って」と世界のホームラン王との対戦を回顧。王氏と50打席以上対戦した投手の中では1位の被打率だが、「記録を見たら、私の記録は王さんの珍記録に入ってる。珍のほうに」と笑った。 ONの違いについて「王さんは尊敬する人、人格とかあらゆる面で。長嶋さんは崇拝してるしてるだけですから。崇める人」と話していた。