箱根駅伝 青学大が2年連続8度目の総合優勝 6区の野村昭夢が区間新記録で初代大会MVP
野村は大会の最優秀選手にあたる「金栗四三杯」に加え、今大会から新設された優勝チームの選手を対象にした「最優秀選手賞(MVP)」を同時受賞した。「正直、ダブル受賞できると思っていなかったのでうれしい」と目を細めた。
大学卒業後は実業団の住友電工に進み、持ち味のスピードを生かせる5000メートルを主軸に競技を続ける。2度の総合優勝を経験し、「貴重な4年間だった」と野村。大記録を置き土産に、フレッシュグリーンのスピードランナーは最後の箱根路を終えた。(川並温美)
■野村 昭夢(のむら・あきむ) 2002(平成14)年11月10日生まれ、22歳。鹿児島・志布志市出身。鹿児島城西高-青学大。出雲駅伝では3年時に1区区間7位、4年時に2区区間6位。昨年11月の全日本大学駅伝では1区区間4位。箱根駅伝は2度出走し、前回6区で区間2位。兄の峻哉さんも元陸上選手で第93回箱根駅伝では東洋大で9区区間賞を獲得している。自己ベストは5000メートル13分33秒88、1万メートル29分39秒23。168センチ、54キロ。