【バレー】男子日本代表新監督に現・大阪ブルテオン監督のロラン・ティリ氏。東京五輪でフランスを金メダルに導く
公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は25日、来シーズンの男子日本代表監督に元フランス代表監督で現在はSVリーグ男子の大阪ブルテオンで指揮を執るロラン・ティリ氏が内定したことを発表した。12月2日に就任会見を行う予定。 ティリ氏は現役時代に1988年ソウル、1992年バルセロナと2大会続けて五輪に出場。監督としては2021年の東京五輪でフランス男子を金メダル獲得に導き、フランスリーグの監督としても優勝経験がある。2020年にパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)監督に就任し、昨年の天皇杯優勝など好成績をおさめている。 ティリ氏と川合俊一JVA会長のコメントは、以下の通り。 ■ロラン・ティリ氏 「バレーボール男子日本代表チームの次期監督に就任する機会を与えてくださった川合会長をはじめ選考委員の皆さまに感謝申し上げます。とても光栄に思うとともに、日本バレーボール協会のプロジェクトと野望に大きな責任を感じています。すべての人にとって大きな挑戦であり、簡単なことではありませんが、優秀で経験豊富な選手、スタッフ、マネージャーたちのサポートがあれば、明るい未来が待っています。私たちならできると信じています。日本代表チームの力、強さ、経験、その価値観や資質を信頼し、私ならではの価値、国際大会やオリンピックでの経験も取り入れていきたいと思います。5年間にわたりヘッドコーチとして信頼とサポートをしてくれた大阪ブルテオンには心から感謝申し上げます。皆さま、本当にありがとうございます。新たな冒険の始まりが待ち遠しいです」 ■川合俊一会長 「素晴らしい実績と確かな指導力を持つロラン・ティリ氏に男子日本代表チームの監督を引き受けていただけることになり感謝いたします。ティリ氏は長年フランス代表チームを率い、2015年、17年ワールドリーグ優勝、東京2020オリンピックではフランスに初の金メダルをもたらしました。日本のクラブチームでも指揮を執り、常に優勝争いをする実力あるチームを作り上げてきました。日本の選手やチームの特徴、文化への深い理解が、日本代表の力をさらに引き上げてくれると期待しています。パリ2024オリンピックで成し遂げられなかったメダル獲得という目標に向かい、ともに進んでまいります」
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