韓国・ソウル「おしゃれな工芸品のお店」モダンなテーブルウェア、玉(ぎょく)のケース…ぜひ訪れたい3軒
金属工芸といっても、花や草木、鳥や蝶などをモチーフにした愛らしい作品や、玉や貝を用いた優しい色合いのアクセサリーなど、センスが光る品ばかり。一見の価値あり、です。 <写真>シャープなデザインが目を引く人気金属工芸家、シム・ヒョンソク作のピアス。上から360,000W、350,000W、300,000W。 【阿園工房】 ソウル特別市鍾路区北村路5街ギル3 営業時間/10時~19時 定休日/月曜
カウォン工房(コンバン)|朝鮮王朝時代から続く、玉(ぎょく)の美をいまに伝える
朝鮮王朝時代から王族や貴族の装飾品として愛されてきた玉。その伝統を受け継ぎ、いまに伝えているのが、ソウル市の無形文化財第37号にも選ばれたオク・イクピョンさんです。翡翠や琥珀など、さまざまな天然石を切り出して磨き、高度な技術で美しく加工された玉はやわらかく温かな独特の風合いを放ちます。 オクさんの作品を実際に手に取って購入できるのがこちらの「カウォン工房」。1階の店舗に並んでいるのは指輪やネックレスなど一部ですが、お願いすると3階のギャラリーに案内してくれます。そこではさまざまな装飾品のほか、韓国宮廷ドラマ「トンイ」で使われた装飾具の展示なども見ることができます。 <写真>手のひらに乗る小さなパウダーケース。上から、翡翠7,500,000W、白玉4,400,000W、黄玉4,000,000W。
<写真>もとは韓服に着けるために作られたボタン。ピアスやネックレスにもなる。2個セットで120,000W~。 【阿園工房】 ソウル特別市鍾路区敦化門路6ナギル45 宝石百貨店303号 営業時間/10時30分~18時30分 定休日/土・日曜、祝日 撮影=在本彌生 コーディネーター=Choi Jieun 文=渡辺紀子(阿園工房) 編集・文=谷口恭子(婦人画報編集部) 『婦人画報』2024年11月号