元保護猫との強い絆、震災時に自分よりも愛猫を守った飼い主の思いとは「大好き。ずっと一緒だよ」
ミカサにゃんは「私のすべて」。飼い主さんが毎日、伝えている言葉とは?
その後、飼い主さんに見守られながらすくすくと成長したミカサにゃん。現在は、9才(取材時)になりました。飼い主さんは、保護してから現在までを振り返って、日々、ミカサにゃんの成長を感じているといいます。 飼い主さん: 「当初は、毛づくろいさえままならず、よく足を上げてバランスを崩し転んでいました。本来ならば、親猫からいろいろと教わるのでしょうが、私は教えてあげることができないのでとても心配だったのを覚えています。ところが、ミカサにゃんは自然に毛づくろいができるように。その成長を目にしてホッとしました」 ミカサにゃんはとても甘えん坊ですが、ほかの人にはツンとした態度を見せる一面も。その様子を目にした飼い主さんは「プライドが高いところもあるな」と語っています。 飼い主さん: 「私のことを気にかけてくれているのか、お風呂やトイレにまで付いてきます。そして、“ふたりきり”のときは、甘えてゴロゴロとのどを鳴らしながらベッタリ。そんな姿が、たまらなく愛おしいです」 「私にとって、ミカサにゃんは“すべて”」と言う飼い主さん。震災時のある行動を通して、そのことをより強く実感したといいます。 飼い主さん: 「震災時、ミカサにゃんにすぐおおいかぶさって守り、避難するときも猫の安全を最優先に行動。パニックで頭の中が真っ白でしたが、家族からはのちに『避難の時もずっと猫の名前を呟いてた』と言われました。改めて、ミカサにゃんは私の“すべて”のような存在なのだと感じます」 飼い主さんには、日々、ミカサにゃんに伝えている言葉があるそうですよ。 飼い主さん: 「毎日撫でながら『大好き』『ずっと一緒』『来てくれてありがとう』と伝えています。また、1日に10回以上は、『世界一かわいい』と言っているかもしれません(笑)」 写真提供・取材協力/@MikasaLove611さん/X(旧Twitter) 取材・文/佐東みかん ※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
ねこのきもちWeb編集室