大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文5完)住民の判断に従う
具体的な動きは統一地方選後の結果を見て判断するのか
朝日新聞:すみません、朝日新聞のナラザキです。ちょっと細かい点なんですが、先ほどの公明党の選挙区の話だったんですが、以前松井代表、公明党の現職がいる全選挙区への擁立も検討するということをおっしゃっていたのですが、それは今でも変わりない? 松井:公明党さんとこれまでさまざまな協議をして、お互い信頼関係が築けていたときと、今回、今の時点に至って、これはわれわれ一方的にだまされているわけだから、これはもう公明党さんに対してわれわれが遠慮することはないということです。 吉村:今、公明党の国会議員の選挙区に維新の候補者は出ていません。でもこれって本当はおかしいことなんです。有権者からしたら選択肢がないということですから。われわれは、特に自民党と違って公明党から選挙の応援を受けているわけでもなんでもないです。自公は持ちつ持たれつの関係になっていますけど、僕らは選挙において一切公明党の支持なんかは受けていないわけですよ。 という前提の中で、公明党の選挙区に維新の候補を立てていないと。これは有権者の皆さんの選択肢を奪っていることになると僕は思っています。維新を応援して、維新に入れたいという人は入れれないわけですからね。なので、これはやっぱり普通に考えたら、僕らは都構想を実現したいというのを一丁目一番地で掲げて、それを進めていく上で、これはもうご理解くださいと言うしか、説明は立たないわけですよ。じゃあその前提が崩れたらまったく配慮する必要はないんじゃないんですかというのが僕の考え方です。 朝日新聞:支部長の選任など、今後の具体的な動きについては、今度統一地方選後の結果を見てまたさらに判断するというようなことでよろしかったですか。 松井:まず今はもうこの統一地方選挙に集中しないと。いろいろ参議院の話とかもあるけどね、7月にあるけど。まずは今、統一地方選挙に集中して戦おうと、こういうことです。 朝日新聞:府知事・市長選のマニフェストはいつごろの公表をご予定していますか。 松井:もう、われわれ今現職でこれまで積み上げてきたことを継続して、さらに拡充していく話なので、今、組織としてマニフェストの準備をしていますけど、これは府議・市議選のマニフェストとも重なりますから、もうほぼ完成していますので、近いうちに、要は皆さんに公表できると思っています。近いうちというかもうほぼ出来上がっています。 司会:はい、では。