夕方から焼き立てのパンが楽しめる! 豪徳寺「ブラン ア トウキョウ」が打ち出す「夜パン」
話題のベーカリーで焼き立てパンと食材を買ったら、隣にある系列のワインスタンドに移動して軽く一杯。パンでぬぐえるくらいソースがたっぷりかかった料理と、種類豊富でおかわり自由な絶品パン。そこにナチュラルワインが加わったらもう、幸せの無限ループ……。そんな、パン好きの夢と妄想をかなえてくれるスポットが東京・豪徳寺に現れた。 『エル・グルメ No.40』掲載
埼玉・大宮の人気ベーカリー「ブラン ア ラ メゾン」のアンテナショップとして2023年10月にオープンした「Blanc à Tokyo(ブラン ア トウキョウ)」。ここはベーカリー、食材セレクトショップ、ワインスタンドの3つの機能をもっている。 心地よい自然光が入る店内。パンに合う食材も購入できる。近々ナチュラルワインの販売も予定している。
フレンチの料理人である大谷陽平さんとパン職人の和田尚悟さんがタッグを組み、料理とパンの相性を突き詰めているのがポイント。 「鶏むね肉のマルゲリータ」¥620。大きな気泡が軽やかなフォカッチャに、しっとりチキン、上質な水牛のモッツァレッラチーズ、バジルとトマトをたっぷりサンド。一皿の料理みたいな満足感。
和田さんが埼玉県産小麦でパンを作れば、大谷さんがそのパンをさらにおいしくするサンドイッチの具を考える。レストラン用に仕入れた食材を使って、チーズやチョリソー入りのパンも生まれる。 「豪徳寺では新しいチャレンジをしたいから」と、大宮の店と同じ配合・製法のパンは作っていない。(上) 東京店のヘッドシェフを務める秋本祐貴さん。(下)
ふたりの息の合った仕事は、店内に並ぶ豪華具材のサンドイッチや骨太な食事系パンに即時反映される。 マスカルポーネ入りのエアリーなバンズに、いなだのフライと甘ずっぱいベリーソースをはさんだ「新潟県産いなだのフィレオフィッシュ」¥600。 カンパーニュ生地にオレンジのシロップ煮とマルコナアーモンドを混ぜ込み、カルダモンを香らせた食事系パン。「オレンジ・カルダモンとアーモンド」(ホール)¥2,040。 手ごねバゲットに「オーボンヴュータン」のジャンボン・ブランとたっぷりバターをはさんだ「ジャンボン・ブール」¥680。