“バチバチ”の戦いとなったフィットネス日本一決戦 次は世界の舞台で日本の強さを見せよ
10/6(日)、大阪・国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催のフィットネス競技日本一決戦「JBBFフィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2024」が開催された。メンズフィジーク、ビキニフィットネス、ボディフィットネスの3競技のオーバーオール決戦が繰り広げられ、それぞれの20204年の日本一が決定した。各階級の戦いを振り返る。 【フォト】グランドチャンピオンシップス出場男女全選手のギャラリー メンズフィジークを優勝したのは、昨年に続き伊吹主税だ。これで大会3連覇、昨年よりもサイズアップを図っての日本一ということで、フィジークキングの座をより盤石なものにしたと言えるだろう。予選比較審査では外間博也との実質的な一騎打ちとなったが、弱点のない伊吹に軍配が上がった。昨年の世界選手権でフィジーク勢はやや苦しい結果になったこともあり、12月の男子ワールドカップでは上位に食い込めるか注目だ。 ビキニフィットネスでは女王・安井友梨が破竹の5連覇を達成。もはや国内に敵なし、目指すは世界での上位入賞だろう。今大会は5大会連続準優勝だったダンシーあずさが欠場したこともあり、小倉あれずが2位に。また、ベテランの長瀬陽子が3位。小竿愛子が初入賞を果たした。 ボディフィットネスでは今年からJBBFに参戦した佐々木絢美が文句なしの優勝。筋肉のカット、バランスの良さ、美しいポージングなど全てにおいて非の打ちどころがなく、オール1の完全優勝も納得だ。師と仰ぐジュラシック木澤と「同じ景色が見たかった」という悲願を目指した1年であり、それを見事に達成。来年以降、どのような道を歩むのたか楽しみだ。
12月にはIFBB世界女子選手権及び男子ワールドカップが東京で開催されることもあり、今大会の上位選手の多くは出場を宣言している。日本のフィットネスの強さをぜひ世界の舞台でも見せてほしい。
文・写真/木村雄大