現地時間１０月９日にサウジアラビア・ジェッダで行われた公式練習でも、サッカー日本代表の長友佑都は積極的に声を出していた　撮影：中地拓也

　10月9日、日本サッカー協会が公式ユーチューブを更新。恒例の『Team Cam』を公開したのだが、その中で注目されたのが、2026FIFAワールドカップアジア最終予選・サウジアラビア戦を前にしたベテランDFの姿だ。 ■【動画】「新加入の選手たちの席には必ずあのメンタリストがいる」日本代表ベテランDFが裏で見せる「代表新人選手の面倒見」■ 　これまでにも、サッカー日本代表の活動のたびに公開されてきた『Team Cam』。試合前から試合当日までのチームに密着して、裏側の映像を公開して話題になってきた。今回は、『Team Cam vol.01|第3戦、サウジアラビアに選手が集結|SAMURAI BLUE |AFC Asian Qualifiers - Road to 26』と題し、10月10日のサウジアラビア戦（サウジアラビア・ジェッダ）に挑むチームの様子を伝えている。 　この映像で、多く登場する一人が長友佑都。1986年生まれで現在37歳の長友はこのチームの最年長選手であり、ワールドカップ出場回数が4回を誇るレジェンドだ。 　その長友は、室内で体を動かす際に関根大輝と隣同士になり、会話。関根はこれがA代表初召集の選手で、しかも、高井幸大の負傷によって追加召集された立場。そんな関根を慮るかのように、コミュニケーションを取りながら調整したのだ。

■「新加入の選手たちの席には必ずあのメンタリストがいる」

　さらに長友の面倒見の良さが見られたのが、海外組選手を迎えた場面だ。この映像で、前田大然と旗手怜央がホテルに到着してそれぞれの選手に挨拶をした場面が映し出されるが、その際、すでに到着している選手はテーブルに座っていた。 　その一つに長友がいたが、同じテーブルには関根に加え、同じく初召集の大橋祐紀の後ろ姿も。また、これが2回目の召集となる望月ヘンリー海輝もいて、板倉滉や堂安律らとともに、チームに溶け込めるような配慮を見せている。 　そんなベテランDFの行動に、多くの人が称賛。以下のような声を寄せている。 「長友さんが初招集の関根選手や大橋選手に積極的に声掛けしていたのは流石」 「長友は積極的に声かけるだけでなく、将来海外に行くような若手に経験を語ることができるのも長友たる所以だよね」 「長友が海外じゃなくJリーグにいる事も凄く大きく感じる」 「新加入の選手たちの席には必ずあのメンタリストがいるの、外部の人間から見ても心強い」 「試合はずっと出てないのに長友選手の存在感よ」 「長友は初招集の選手や若手選手に積極的に声かけてて凄い大事な存在だなぁと改めて感じた。チームに馴染む上で非常に大事」 「やっぱり初召集の選手は長友さんの存在は大きいやろうなぁ～」 　9月シリーズでは長友佑都の出番はなかったが、その存在感はますます高まるばかり。サウジアラビア、そしてオーストラリアと難敵との2連戦を迎えるが、その見せない場所での行動が、チームを勝利に導く。