説明会で怒号も…住民440人“集団避難” 「離れるの本当は嫌」能登半島地震の孤立集落
一方、こちらの避難所では… ■“炊き出しでおいしかったメニューは?”手作りの新聞で… JNN取材団 長谷川馨央 記者 「現在も260人ほどが避難生活を送っている珠洲市内の小学校では子供たちが被災者を元気づけようと避難所でのルールやおすすめのストレッチ方法などを手書きで書いた壁新聞が貼られています」 珠洲市正院小学校の壁一面に貼られた手書きの壁新聞。小学生10人が発案し、手作りしたものです。避難所のルールや炊き出しのメニューなど、避難生活に役立つことをイラストを添えながら分かりやすく伝えています。 正院小学校避難所 小町康夫 副本部長 「メニューでおいしかったものは何ですか、というのはまさに子どもたちの発想。子どもたち自身も楽しく自信を持てるように作っている。避難者も気持ちが明るくなった」 ■“激甚災害”に指定 岸田総理「2次避難は避難所の過密解消につながる」 こうした中、岸田総理は11日、能登半島地震について激甚災害に指定したことを明らかにしました。激甚災害に指定されると、被災した全ての自治体を対象として、農地や農道、水路などの農業用施設や林業の復旧事業で国の補助率が引き上げられます。 岸田総理 「2次避難は避難所の過密の解消につながるもの。被災地における避難所の環境改善や、感染症対策の観点からも重要です」 岸田総理は“災害関連死”を防ぐため、自宅の復旧や仮設住宅の準備が整うまでの間は持病がある人や高齢者を中心に「2次避難所」への避難を検討するよう呼びかけました。
北陸放送