奄美地方や沖縄本島北部で猛烈な雨 身の安全確保を
日テレNEWS NNN
奄美地方や沖縄本島北部では8日夜から猛烈な雨が降っていて、気象庁は鹿児島県与論町に「大雨特別警報」を発表しました。災害が発生している可能性が極めて高く、直ちに身の安全を確保して最大級の警戒を呼びかけています。 鹿児島県奄美地方の与論町では線状降水帯が発生し、この24時間に降った雨は500ミリを超える記録的な大雨となっています。 気象庁は命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保するよう9日午前2時40分、与論町に大雨の特別警報を発表しました。 与論町役場によりますと午前4時半までに、人的被害の報告は入っていませんが建物の床上浸水が11棟、床下浸水5棟、道路冠水が31か所でおきているということです。 気象庁 杉本悟史予報課長 「大きな気象の場という状況はまだすぐには変わらなさそうだと。極めて危険な状況になっているところが、またさらに危険度が高くなる恐れがある」 また今後、大雨の特別警報を発表する地域が増える可能性もあるとし、気象庁は特別警報の発表を待つことなく、自治体からの避難情報に従い身の安全を確保するよう呼びかけています。 一方、沖縄本島でも大気の状態が不安定になっていて本島北部を中心に線状降水帯が発生し、記録的短時間大雨情報が相次いで発表されています。気象庁は9日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。