【Numbers to know】DIGIDAY編(10/3~10/9): ストリーミング がライブスポーツ視聴の主流に
「Numbers to know」では、DIGIDAY編集部が今週(10月3日(木)~10月9日(水))注目した数字をご紹介します。今回はメディア業界についてです。
TVでのライブスポーツの視聴をストリーミングが上回る
スポーツコンテンツにおける、ケーブルテレビの解約が進んでおり、デジタルストリーミングの時代が到来することの兆しが見受けられている。デジタル業界のマーケティングを調査レポートを提供するeMarketer(イーマーケター)によると、デジタルでのライブスポーツ視聴が従来のTVでのライブスポーツ視聴を凌駕し、従来のTV視聴者数は今年初めて合計で9000万人を下回る見込みだ。 2021年のパンデミックによる一時的な増加を除いて、従来のケーブルや衛星放送プロバイダーはライブスポーツ視聴者数の増加を見ておらず、この減少傾向は今後も続くと予想されている(emarketer.com)。 9000万人
ライブスポーツ、TVでの視聴者数が1億人を下回る
ケーブルテレビ、通信会社、衛星経由で視聴する人の数は、今後5年間で4.4%減少すると予想されている。イーマーケターのライブスポーツに関する最新の予測によると、従来のTV視聴者数は2018年に1億人を超えた。しかし、今年は初めて9000万人を下回り、2028年までに7000万人に近づくと予想されている。これは、デジタルスポーツの視聴者数が着実に増加するためだという。 25.1%
今年TVでライブスポーツを視聴した割合
2024年、米国の全年齢層の25.1%が従来のTVでライブスポーツを視聴したが、その割合は2028年までに20.7%に減少すると予測されている。この減少は、視聴者がデジタル配信サービスに移行しているためであり、これらのサービスは近年、より多くのライブスポーツイベントを提供する契約を結んでいるという。 約5倍
デジタルでの視聴者数は1億528万人になると予測
デジタルでライブスポーツを視聴する人は2024年に10.2%増加し、1億528万人に達すると予測されている。2018年にはわずか1860万人で、6年間で約5倍になる。「価値の高いスポーツライセンスの更新時期が近くなると、ストリーミングプラットフォームへの流れがますます増えている」と、イーマーケターのコンテンツ担当副社長のポール・ヴァーナ(Paul Verna)は言う。 [] 編集/坂本凪沙
編集部