女子ケイリンで日本歴代最高順位! 太田りゆがパリ五輪の激闘を振り返る「持っているすべての力で走ってきた」
最終結果はケイリン9位、スプリント20位
順位決定戦はなんとか気持ちを切り替えて挑みました。決勝ではないけど、このメンバーだって正直相当エグい対戦相手です。レースは3位で、私のケイリンは全体9位(※)でした。3位でゴールを通過したとき、「ここが決勝だったら銅メダルだったな」って思いました。 でも私の持っている力を全部全力で出し切った結果だったし、後悔なくケイリンを終えました。その後のスプリントは1回戦敗退。もっともっと走りたかったと思います。でも、対戦では積極的なレースをして、自分の勝負ができたし、ここも後悔はなく、「私の実力だった」と納得しています。(※編集部注…日本代表女子ケイリン史上最高順位) そして、すべてを終えた私は閉会式に参加しました! 閉会式はスタジアムで行われて、8万人の大観衆からお疲れ様の拍手をもらうという超ご褒美タイム♡ あの“トム・クルーズが空から降ってくるやつ”も生で観ました! オリンピックを自分の中で総括すると、世界最高峰の緊張感と集中力を味わって、そこからは逃げずに、すべて受け止めて、それらをすべて楽しむことができました。間違いなく積極的に勝負することもできました! メダルこそありませんでしたが、私の人生にとってかけがえのない経験をしました。素晴らしい景色を見ました。素晴らしい雰囲気を味わいました。この経験をこれだけに留まらせず人生の糧にして精進していきたいと思います! オリンピックという、私の大きな夢を一緒に見て、共に戦い、一緒に歩んでくれてファンのみんなに本当に感謝しています。いつも応援はしっかり届いていました。本当にありがとう。
帰国後のオールスター競輪「やばい、泣く」
さいごにオールスター競輪のことも書くね。オリンピックから帰国後、その足でそのままオールスターへ。初日の選手紹介で「りゆちゃん、お疲れ様ー!」「りゆちゃん、おかえりー!」の声があまりに多くて。「やばい、泣く」と思いつつ(笑)。みんなの声援のおかげでやる気も湧いて、なんとか3日間のシリーズを頑張れました。 2日目のレースで私は失敗しちゃって、決勝に乗れるか危なかったけれど、投票順位のおかげで勝ち上がることができました。ファンのみんなに救われて走った決勝は2着。もちろん優勝したかったけど、ひとまずは車券に貢献できて良かったです。今回のコラムはオリンピックを中心に書きましたけど、オールスター競輪もたくさんの応援をありがとうございました。 次のレースは9月29日からの川崎競輪です。ぜひ“生”太田りゆを観にきてください。さて、今月のコラムは以上です♡ 私の今後についてはまた機会を改めて報告しますね!