堤駿斗「一翔さんが一番悔しい」 挑戦者決定戦メイン昇格で快勝誓う
◇WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦 同級9位・堤駿斗《10回戦》同級14位レネ・アルバラード(2024年12月31日 大田区総合体育館) 井岡の世界戦中止に伴い、セミファイナルで予定されていた前東洋太平洋フェザー級王者・堤の挑戦者決定戦がメインに昇格した。井岡と同じ、黒のロゴ入りキャップをかぶって会見した堤は「一翔さん(井岡)が一番悔しいと思う。自分なんかが(井岡の)思いを背負うことはできないが、一つの興行を良い形で締めくくれるようにしたい」と快勝を誓った。 フェザー級時代は減量に苦しみ、今年4月の前戦では前日計量で1・6キロの体重超過で半年のライセンス停止処分を受けた。ただ転級初戦を控えるこの日は、計量でリミット(58・9キロ)を100グラム下回るなど、血色も良く「体調を崩すことなく、スパーリングでも力が湧いてくる感じがあった。最後までいい減量ができたし、今はこの階級が適正かなと感じている」と手応えを感じている。 元世界王者のアルバラードに勝てば世界初挑戦がぐっと近づく。「素晴らしい選手と大みそかに戦えることをうれしく思う。熱い試合を見てほしい」と5戦全勝のホープが大トリを飾る覚悟を口にした。