京都の名店が東京に初進出! ここでしか食べられない「おでん」は必食!
銀座で京都「やま岸」の味に出合える!
京都「富小路 やま岸」は京野菜や最高級の食材を使った京料理を提供し、ミシュラン一つ星、「食べログ 日本料理 WEST 百名店」に名を連ねる超予約困難店です。「二条 やま岸」「祇園 やま岸」「呑小路 やま岸」をあっという間に人気店にして東京に進出、2023年11月に「銀座 呑小路 やま岸」をオープンしました。
店内は厨房を囲む大きなコの字形のカウンターと2つの個室があります。カウンターではどの席からも料理を作る様子が見られ、ライブ感にあふれています。驚くのは17時から27時までという営業時間。駅からもほど近く、0次会から3次会、4次会までおいしい料理が食べられる店は銀座にそうありません。
こちらでは「先附」「お凌ぎ」「向附」「強肴」の4品(10,000円)が含まれたコースを必ずオーダーし、それからはアラカルトで追加するスタイルです。ただし、遅い時間はアラカルトのみでも可能だそう。懐石料理の「富小路 やま岸」と違い、こちらはぐっとカジュアルな居酒屋料理ですが本店の味をしっかり受け継いでいます。
京都でも人気の「餃子」はこちらでも早い時間に売り切れてしまうほど。餡は豚ひき肉、キャベツ、ニラ、白ネギで、蒸し焼きしてから最後に油を引いて表面をカリッとさせています。おいしく作る秘訣は“基本に忠実”だそう。
はじめの4品のコースの内容公開
はじめにコースのご紹介をしましょう。本日は「先附」に「百合根と柿と大徳寺麩の白和え」、「お凌ぎ」に「鱧と梅肉の飯蒸し」、「向附」に「お造り」、2種から1種を選ぶ「強肴」は「甘鯛うに焼き」の4品です。
白和えは季節感や食感を考えて食材を組み合わせています。柿はほんのりと甘く、白和えの胡麻との相性が良い。ホクホクした百合根とフワフワの大徳寺麩にカリカリの松の実は食感で楽しませます。
飯蒸しは本店の定番料理。蒸したもち米の上に鱧をのせ、一番出汁で作った餡がかかっています。もち米は蒸した後に一旦冷ましてから再度蒸しておこわのようにもっちりさせています。直前に骨切りした鱧の食感も見事ですが、出汁のおいしさは圧巻。京都の出汁文化を味わっていただきたいと、出汁にとことんこだわるだけあって、口にするといい香りがいっぱいに広がります。