「コート丈はしっかり膝下まで派」に捧ぐ街の好サンプル!ロングコートの着こなし術
Long, Long Ago……日本でコートは外套と呼ばれていた。今はトレンチ、チェスター、ミリタリーなど様々なジャンルに溢れ、街行く洒落者が冬の風流として楽しんでいる。 【写真10点】「着こなし上手なロングコート派閥」の詳細を写真でチェック ただし、同ジャンルでも“丈の短長”によってその印象は一変。ここ数年はロングコートの中でも特に長い丈が好まれる傾向にあるようだ。今回はそんなロング・ロングなコートをまとった洒落者たちを選抜。
① 存在感を際立たせる「コート以外、すべてブラック」
仁太さん(30歳) 圧倒的主役感を放つギンガムチェックのチェスターコート。それもそのはず、コート以外のパーツをすべてブラックで統一することでその存在感を際立てている。 インナーのシャツを第一ボタンまでしっかり留めることで首周りをスッキリさせ、コーデにきちんと感も与えた。
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② 滲み染めトレンチコートがブルーコーデの要
タイセイさん(28歳) 全身ブルーのオーシャンズな洒落者を発見。各アイテムの“青”の深度を巧くずらした“グラデ系”でまとめた。 その要を担うのがトレンチコート。コンテンポラリーな意匠で知られるヨークの一着だ。立体感を生む滲み染め具合はブランドのまさに面目躍如。キャップやフード、ボリュームたっぷりのノースウェーブを添えてストリートテイストに仕上げた。
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③ ブランド使い&素材使いで魅せるハイ&ローの使い分け
オオイさん(35歳) ビロードのような光沢を放つオーバーサイズドコート。おそらく、ロロ・ピアーナの暖かくなめらかなドスキンを贅沢に使用したラグジュアリーな一着だろう。 腕元はエルメスやティファニー、ロレックスで彩りつつ、足元は履き込まれたナイキ「ダンク」、そして目にも鮮やかなバッグは古着でセレクトするなど、そのハイ&ローのバランス感覚が絶妙で、コートコーデに軽快さも与えている。 タックインしてチラ見せしたベルトはさりげなくバッグと色合わせするなど、随所に高度なテクニックが光る。
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◇ ひと際ロングなロングコートを重たく見せず、センスフルにまとった洒落者たち。彼らの技を上手く盗み、街で裾を颯爽となびかせよう。
OCEANS編集部