1年前の記憶は「暑い国特有の雨(笑)」 古江彩佳の今季振り返りと見据える終盤戦
<メイバンク選手権 事前情報◇23日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72> 古江彩佳は”ハンマー投げ打法”だから曲がらない【写真】 日本勢6人が出場するアジアシリーズ第3戦「メイバンク選手権」の開幕に先立ち、古江彩佳が公式会見に臨んだ。2年連続の出場で、昨年の記憶といえば「暑い国特有の雨。コースよりも覚えています(笑)」というもの。今年も天候と戦いながら、コースを攻略していく。 傾斜に対応することをポイントに挙げる。暑さについては「日傘を差して、日を避けることを一番にしたい。汗もかきやすいので、ドリンクを飲むことを忘れないように」と、自身の体調にも気を使いながら攻めていきたい。 7月「アムンディ・エビアン選手権」でメジャー初制覇。トップ10入りは10回を数え、平均ストローク1位に与えられるベアトロフィー争いでは現在3位だ。「トップ10が多いことはすごくうれしい。でもトップ10が多い分、(優勝できず)悔しかった大会も多かった。そこはもうちょっと頑張りたかったけれど、メジャーで優勝できたので。いい年になっていると思う」というのがいまの自己評価。ここから最終戦までも、さっそうと駆け抜けていくつもりだ。 好調の理由について、「ドライバーを新しいのに替えた」ことが大きいという。「少し距離が伸びたというのがアドバンテージになった。ピンを狙うセカンドショットのクラブが短くなったことで、グリーンに乗せられたりするのが多くなったのかな」。昨季と比較すると、平均飛距離は245.44ヤード→251.36ヤード、パーオン率は72.73%→73.42%にアップしている。 エビアンからは凱旋帰国し、日本ツアー5試合に出場。優勝争いを演じ、存在感を見せつけた。そして先週の「BMW女子選手権」から“主戦場”に戻ってきたが、復帰初戦は41位。「先週は悔しい結果に終わった。日本に行く前にもここでトップ10、優勝を目指しながら頑張りたい」。次戦の日米共催大会「TOTOジャパンクラシック」に向けて、最高の結果を手土産にしたい。