新型コロナ・インフルエンザ ワクチン「同時接種」でも副反応の増加なし 研究で証明
研究内容への受け止めは?
編集部: アメリカのデューク大学らの研究グループが発表した内容について、受け止めを教えてください。 中路先生: 「研究対象者に高齢者や子どもが少ない」「妊婦が除外されている」「海外データである」ことなどから、現時点の日本において今回の結果を受け入れるには、さらなる検討が必要です。ただ一方で、同時接種を支持する研究として大変興味深いものであると考えます。
編集部まとめ
アメリカのデューク大学らの研究グループは、新型コロナウイルスのmRNAワクチンとインフルエンザワクチンについて、同時接種と逐次接種とで副反応の発現に違いがあるか調べた結果、同時接種でも副反応の発現に違いがないという研究結果を発表しました。 今後も新型コロナとインフルエンザが同じ時期に流行することも十分考えられる中で、こうした研究結果はワクチンを接種するタイミングを考える時に参考になりそうです。 [この記事は、メディカルドック医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。