【引退会見】和田毅投手 22年の現役生活に幕「7月には引退を決めていた」
ホークスの和田毅投手(43)が5日、引退会見に臨み、引退の理由や、決断した時期などについて語った。引退会見の質疑応答は、次のとおり。 【写真で見る】和田毅投手 引退会見 ■ー冒頭あいさつ 和田毅は今シーズンをもって引退をします。たくさんの方からメールや電話を頂いて、返信とか、まだ連絡できていない方々もたくさんいますが、この場を借りてお伝えさせていただきます。 ■-今の思い 最近決めた訳でもなく、ずっと前から、(引退することが)ある程度固まってきたのは今年の7月過ぎくらい。その時期には、ほぼほぼ自分の中では固まっていましたし、妻にも7月には伝えていた。ここまで皆さんに知られずにこの日を迎えられて、自分としては良かったなと思う。 ■-引退の決め手は 遡れば2019年、肩の痛みと闘いながら、2018年に全く投げられず、2019年に復帰しましたけれど、その年から5年間、「ダメになったらやめよう」と、毎シーズンそういう気持ちでやっていたので、5年間の中で、ホークスで選手としての役割はだんだん終わりを迎えているのかなと、少しずつ思いはじめて、その中で、今年は特にそれをすごく強く感じて、今度は選手ではない立場で、ホークス、野球界に貢献する、勉強する時間に充てたい思いが強くなっていった。今年は膝の痛みだったり、腰だったり、内転筋の肉離れだったり、中継ぎで投げているときも肩の痛みを感じながら、何度も注射を打ちながら投げていた部分もあったので、体がどんどんボロボロになっているのを、今シーズンの最後の方は感じていた。 ■-シーズン終盤はどんな思いでプレー 今年は膝の痛みが本当にきつくて、戻れないかもと覚悟していたんですけど、治療のかいもあって、9月前に良くなっていって、もしかしたら(今季中に)試合で投げられるかもしれないと思った時に、球団のトップの方に(今季限りでの引退)を伝えて、どんな形でもいいので、今年で最後という気持ちでやっていたので、どんな形でもチームに貢献できる形で終わりたいなと。最後は肉離れしてしまって、日本シリーズで全く貢献できずに申し訳なかった。