【びわこボート・GⅡ秩父宮妃記念杯】藤山翔大にレアな勝利を期待する
<19日・びわこボート・5日目> 【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】 〝初勝利〟を目指した藤山翔大の挑戦は実らなかった。5日目4R、秘策の「チルト2.5度」で3カドから強引にまくって出たが、ばさばさと差されて結果は6着。「ここでも浜名湖でも2.5度にしたことはあるけど、まだ1着を取ったことがない」と初体験を目指しての一戦だったが、今回はお預けとなった。 この敗戦でいったん、2.5度には見切りをつけて、5号艇だった後半は0.5度を選択し5着。最終日はまた一からチルトの選択を考える。「マイナスから3度まで、全ての可能性があります」。チルト2.5度は浜名湖と若松、それにびわこにしかないレアなチルトで、2.5度で勝つ選手を見た経験は私もない。せっかくなら今回の最終日に見せてほしいものだが、果たして…。 ▼8R 藤山翔大が4号艇。5号艇が不良航法の直後の深谷知博、6号艇は機力低調な若い前田篤哉という構成なら、藤山はピット離れを気にせず2.5度を選べるのでは? 4カドからドカンと一撃で初勝利だ。4-56-全。 ▼11R 準優は4カドから痛恨のS遅れだった高橋竜矢が同じ4号艇。雪辱への気合を増して当然の一戦。4-15-全。