箱根駅伝出場途絶えた東海大、「この大学にいれば4年間、出られると思っていた」 エース花岡、「悔しい経験を来年、しっかり生かして」仲間かばう
◇19日 第101回箱根駅伝予選会(陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴールの21・0975キロ) 東海大はまさかのアクシデントが響いて14位に終わり、本戦出場が11年連続でストップした。タイムが確定するチーム10番手を走っていたロホマン(3年)がゴールの約10メートル手前で倒れて棄権。熱中症とみられ、一時意識を失った。3年生エースの花岡寿哉は「自分もタイムを稼ぎきれなかった。(予選が)初めての子もいる中で、厳しい戦いだった」と硬い表情で振り返った。 レース中の午前10時時点の気温は24・2度。季節外れの暑さが選手を苦しめていた。チームによると、ロホマンは救急車で搬送されたが、意識を取り戻したという。花岡は「チームのために最後まで振り絞ってくれた結果。責めたくはない。悔しい経験を来年、しっかり生かしていってほしい」と仲間をかばった。 「この大学にいれば4年間、箱根駅伝に出られると思っていた。そこに対する自分たちの甘さがどこかしらにあった。一からチームをつくり直す」。2019年の初優勝から5年。「一から」強さを取り戻す。
中日スポーツ