【MLB】 カブスが内野手ロハスに真剣な興味 手薄な控え層に守備力を加える狙いか
日本時間12月31日、カブスがマリナーズからノンテンダーFAとなった内野手ジョシュ・ロハスに真剣な興味を抱いていると、MLB公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が報じた。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 30歳のロハスは今季マリナーズで142試合に出場。打撃では8本塁打、OPS.641と目立つ成績を残せなかったが、三塁と二塁を守り、守備指標OAAで+9をマーク。守備力で存在感を示し、総合指標fWARは1.9とレギュラーとして及第点レベルの貢献を記録した。しかし、今オフは予算的制約に直面しているマリナーズから来季の契約を見送られ、ノンテンダーFAとなっている。 カブスはアストロズから外野手カイル・タッカーを獲得し、ナ・リーグ中地区の中でも屈指の戦力を誇るチームへ生まれ変わりつつある。しかし、タッカー獲得のため、正三塁手のイサーク・パレイデスを放出しており、三塁は未知数な状況。2023年ドラフト1巡目で、今秋のプレミア12でもベストナインに選ばれる活躍を見せた有望株のマット・ショウが、MLB未経験ながらレギュラーに収まるというのが大方の予想だ。 また、カブスも内野の控えも手薄な状態だ。先日マーリンズから便利屋のビダル・ブルハンを獲得したが、彼以外では、今季50試合でOPS.470のマイルズ・マストロボーニしかMLBで十分に経験のある選手がいない。そして、現状では新人のショウの保険となるベテラン役も不在。三塁を中心に二塁、遊撃も守れて守備力が高いロハスは、カブスのデプスにうってつけの存在だ。