<杏>最近のご褒美は日本に帰って食べた薄切り肉 「夜はしゃぶしゃぶ、朝はすき焼き」 子どもたちは大のそば好きに
俳優の杏さんが、「劇映画 孤独のグルメ」(松重豊監督、1月10日公開)に出演する。松重豊さん主演の人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)が、松重さん自身が監督・脚本も務め、映画化した。フランスと日本の2拠点生活を行う杏さんに、新年の抱負や思い出の味や食へのこだわりを聞いた。 【写真特集】38歳の杏、スタイルよすぎ! 鮮やか赤パンツコーデ 松重豊とパリを歩く場面写真も公開
◇忙しい日々の食事でも「温度を感じたい」
「孤独のグルメ」は、原作を久住昌之さん、作画を谷口ジローさんが手掛けた同名マンガが原作の長寿グルメドラマ。松重さん演じる輸入雑貨商の主人公・井之頭五郎が営業先で訪れた食事処に立ち寄り、独りで食事を楽しむ様子が描かれ、長年にわたって人気を博している。
「松重さんからお声がけいただき、原作にもあるパリでのエピソードを大事に描きたいと聞き、出演できることをうれしく思いました。それに井之頭五郎さんに会えるっていうのはちょっとミーハー的なものもありました。人気キャラクターというか、アイドルに会えたような(笑)」と出演が決まったときのことを振り返る。
杏さんが演じた千秋は、フランス在住で、祖父の思い出のスープ探しを井之頭に依頼するという役どころ。杏さん自身の思い出の味は「青森の郷土料理」だという。
「祖父が青森出身なので、東京・飯田橋の青森県の物産店で、青森の郷土料理や名物を買ってきてくれていました。ニシンの切り込みとか、リンゴジュースとか。青森には数えるほどしか行ったことがなくて、もう15年ぐらい現地に行けていないので、おいしいものを食べに行きたいですね」
フランスでの生活を始めて食の好みに変化はあったのだろうか。
「日本にいるときはもともとご飯派だったんですが、やはりパンを食べる機会が増えました。日本にももちろんおいしいパンはありますが、フランスは種類も豊富で意外と安い。あと、チーズがおいしい! ヨーグルトやバターなど乳製品はとにかくおいしいです」と笑顔を見せた。