中学生の13人に1人が不登校に「どの子にも起こりえる」東京都の小中高で過去最多更新も学校復帰率は上昇
学校復帰率は増加
一方で、不登校の児童生徒のうち、登校できるようになる学校復帰率は増加している。復帰率は小学校で34.9%、中学校で27.9%で、前年度と比べて小学校では5ポイント、中学校では6ポイント上昇した。 スクールカウンセラーの配置や、学びの多様化学校(※文科省が指定するいわゆる不登校特例校)を設置するなど、不登校の児童・生徒の居場所を確保する取り組みが復帰率の上昇につながっているとみられている。 東京都教育庁の美越英宣・指導部主任指導主事は「不登校は、とりまく環境によってどの子にも起こりえる。家にいることが心身の休養であったり、自分を見つめなおすなどの意味をもったり、エネルギーを貯める時間になることもある」と指摘する。 ある日突然、自分のこどもが不登校になる場合があるかもしれない。 自治体それぞれが独自の取り組みをしてており、都の教育庁は「個別に自治体の窓口に相談して欲しい」と話している。
大塚隆広
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