籠池夫妻 保釈される・両被告とも報道陣に言葉なく去る
籠池夫妻 保釈される・両被告とも報道陣に言葉なくすぐ車で拘置所去る 報告・撮影:柳曽文隆 THEPAGE大阪
大阪市の学校法人森友学園をめぐる補助金詐欺事件で、大阪地裁は25日、詐欺などの罪で起訴された前の学園理事長、籠池泰典被告(65)と妻の諄子被告(61)の保釈決定を不服とした大阪地検の準抗告を棄却。泰典、諄子両被告は保釈保証金を納め、同日午後5時20分ごろに保釈された。
泰典被告は800万円、諄子被告は700万円の保釈保証金を納めたとされる。朝早くから拘置所前は、報道陣や見物人が多く訪れごった返していた。 午後4時半ごろに迎えの車が確認されると、報道陣がいっせいにカメラを構え待っていた。そして、午後5時20分ごろ、まずは泰典被告が姿を見せ、手を上げるなどしていた。目の前には大量の荷物が乗ったと思われる台車もみられた。しっかりとした足取りで、一見、逮捕前と変わらない様子だった。
それから間もなく、諄子被告が拘置所の門を出た。ゆっくりとした足取りで、逮捕前よりかなり髪が伸びた印象。拘置所に向かって深く一礼し、車へと乗り込んでいった。 両被告とも報道陣にはひと言も話すことはなく、すぐに車で去っていった。