「罪を償う時が来たと思っている」30代男性教諭を懲戒免職処分 当時交際関係にあった女子高校生にわいせつ行為=静岡県教委
静岡県教育委員会は、2018年4月から9月までの間、過去に勤務していた学校の卒業生で、当時高校生だった女子生徒にわいせつな行為をしたとして、現在、静岡県東部の中学校に勤務する30代男性教諭を、懲戒免職処分としました。 県教委によりますと、男性教諭は2015年度、当時勤務していた静岡県内の中学校で、禁止行為であるものの、面識のあった女子生徒と個人的なSNSでのやりとりを開始。2016年度には交際に発展し、わいせつな行為を行ったということです。 男性教諭はその後、2018年に静岡県の職員として採用され、別の学校に勤務しましたが、交際を続け、同年4月から9月までの間に、当時高校生だった女子生徒にわいせつな行為を行いました。その後、交際は終わったといいます。 2024年7月上旬、初任地の中学校を管轄する地域の教育委員会が、外部から情報提供を受け、女性に事実を確認後、県教委に報告。男性教諭が事実を認めたため、10月下旬から自宅待機とし、11月上旬に警察に相談。11月25日付で男性教諭を懲戒免職処分としました。懲戒処分の対象行為は、県教委が採用した2018年度以降としました。 男性教諭は当時22歳の新任教諭で、女子生徒に勉強を教えたり、相談を聞いたりしている中で、「守ってあげたい」「自分が助けてあげたい」という感情を抱くようになり、恋愛感情をもったと話しているということです。 今回の処分について、「許されない行為であるという認識はあったが、自分の気持ちを抑えられず、行動に移してしまった」「罪を償う時が来たと思っている。被害者の心をもて遊んでしまったことについて、申し訳ないという気持ちでいる」などとコメントしているということです。
静岡放送