松本パルコのクリスマスツリー点灯 今年で最後、200人見守る
来年2月末で閉店する松本パルコ(長野県松本市中央1)で23日、最後となるクリスマスツリーの点灯式が開かれた。市民約200人が見守る中、高さ約6メートルの県内産のモミの木に赤や緑、ゴールドの華やかな電飾が輝き始め、拍手が湧き起こった。 集まった人たちが「3、2、1」とカウントダウンの合図をして点灯した。点灯の前後には地元の子供たちのビッグバンドや合唱団がクリスマスの曲を披露して盛り上げた。 今年のツリーの一部は、8月に亡くなったグラフィックデザイナー・田名網敬一さんが手掛けた。ツリーの土台に、YMOなどで知られる音楽家・細野晴臣さんの顔の写真と田名網さんのポップな絵柄がデザインされている。 塩尻市塩尻町の女性は「最後の点灯を見たくて家族4人で来た。パルコは松本の街のシンボルだったと思う」と語り、松本市の女性は「最後のツリーは華やかですてき」と笑顔だった。
市民タイムス