子どもみこし「譲ります」 少子化で長期保管、法被も付けて一式/京都・福知山市
京都府福知山市の内記六丁目自治会(臼井博之自治会長)は、長年使用せず保管している子どもみこし一式と法被などを無償提供する。「活用したい自治会や団体があればお譲りしますので、ご連絡をお待ちしております」と呼びかけている。 臼井自治会長らによると、子どもみこしは1978年に地元の大工が手作りしたもので、サイズは横65センチ、縦100センチ、高さ110センチほど。鳥居や子どもの人形、鈴などがあしらわれており、御霊は祭られていないという。 かつては市街地でにぎわった「秋の市民まつり」のときに使っていたが、子どもが少なくなり、ここ30年ほどは集会所の倉庫で保管していた。9月16日に子どもみこしを搬出したところ、比較的きれいな状態であったこと、子どもが少なく今後自治会で利用しないことから、手放すことを決めた。 子どもみこしは担いだり、台車やひもがあり引くこともできる。みこしを置く台や「祭」と記された大型うちわ、子ども用を中心とした法被約30着などがあり、一式を1団体に譲る。一式は軽トラック1台に乗せることができるという。 希望団体を10月3日まで受け付ける。応募多数の場合は抽選する。 申し込みや問い合わせは臼井刃物の臼井自治会長、電話0773(22)2828まで。