白黒映画から出てきたような美女レスラーが5年ぶりに来日!ストロングゼロにドハマリし、キスの変わりにベルトを舐める
28日、後楽園ホールにて『STARDOM in KORAKUEN 2024 Sep.2』が開催。AEWのトニー・ストームが約5年ぶりにスターダムに参戦した。 2009年に13歳でプロレスデビューしたトニー・ストームは、2016年にスターダムに来日すると紫雷イオ(現:イヨ・スカイ)を倒し第2代SWA世界王者へ。2017年9月に岩谷麻優の持つワールド・オブ・スターダム王座に挑戦すると、わずか2分30秒で岩谷が左肘を脱臼しトニーの勝利に。翌年4月に岩谷がリマッチしたが奪還ならず、その後トニーはWWEが主戦場へ。『WWEメイ・ヤング・クラシック』では松本浩代、里村明衣子、紫雷イオを倒し優勝。NXT UK女子王者にもなったが、2022年3月にAEWへ登場。AEW女子世界王者にも君臨し、2023年10月より白黒映画時代のハリウッドスターを彷彿とさせる"タイムレス”キャラへと変貌した。 そのトニーから、9月14日の名古屋大会で「2017年、私はワールド・オブ・スターダム・チャンピオンになった。だけどあれはハプニングだったという人もいる。そうじゃなかったことを証明してみせる。10月5日、名古屋大会でマユ・イワタニの持つIWGP女子王座に挑戦する。マユサン、あなたはスターダムのアイコンであり、女子プロレスのアイコンかもしれない。だけど、あなたは私の足下にも及ばないわ。私が新IWGP女子チャンピオンになり、あなたをムチャクチャにしてあげる。時計の針を止めて、スターダムを“タイムレス”にしてあげる。顔を上げて、胸を張って、お見逃しなく!オネガイシマス」と挑戦表明のビデオメッセージ。 かつて2分30秒で赤いベルトを取られたのも名古屋大会であるため、岩谷はトラウマを払拭するためにもこの挑戦を受けることとなった。
この日は前哨戦として岩谷麻優&AZMvsトニー・ストーム&白川未奈が対戦し、試合が始まるなりトニーが岩谷を「ビッチ!」と口撃。手4つ、グラウンドの攻防、ショルダータックル、バイオニックエルボーと少しもっさりとした動きから繰り出されるクラシカルなテクニックでトニーは攻めるが、岩谷とAZMはギアを上げて今風の女子プロレスを見せスピードで翻弄。だがこれをルーテーズプレスで迎撃したトニーがAZMへヒップバットからストーム・ゼロ(=高速パイルドライバー)で突き刺し3カウントを奪った。 勝利したトニーはベルトを掲げて睨みつける岩谷を見て、ベルトを舐めて挑発。動揺しながらベルトを抱いてリングを後にした岩谷は「6年ぶりにトニー・ストームと試合して、あの頃がどうだったかわからないけどめちゃくちゃ力強いね。独特な間合いというか、こっちまで飲み込まれそうになっちゃいそうな雰囲気がある。まあ前哨戦で負けるぶんにはまだいい。タイトルマッチで勝てばいい。タイムレス?そのワールドに引き込まれないように気をつけて、自分自身の最高のプロレスをしたいと思います」と意気込む。 対するトニーは白川とHUBか六本木に行く話をした後、ハイボールよりストロングゼロを1000本用意したという白川に大喜び。改めて「マユイワタニ、ビッチ!マユ、あなたはバカな女ね。私がもうすぐIWGP女子王者になるの。そしてあなたの人生は永遠に残念なものになる。でもそれまでは、顔を上げて胸を張る。そしてストロングゼロにも注目して!」と、大ハマリして技名にもしていたストロングゼロを楽しみにIWGP女子王座戦へと向かった。