気になる店を突撃取材…石川県小松市にあるベトナムスーパーに行ってみたら
ベトナム人留学生から介護職員、日本人の常連客も来店
午後には日本に来て2年目という留学生のベトナム人女性2人組が来店した。買い求めていたのは冷凍の白身魚バサ。青菜の塩漬けと合わせて煮込み料理を作るそうだ。 続いてやってきたのは日本に来て5年、介護の仕事をしているというベトナム人男性。1週間に1回はこの店に来て買い物をしているという。この日はベトナム料理に欠かせない調味料、ヌクマム(魚醤)を購入した。店の魅力を尋ねると、日本のスーパーにはあまり売られていない骨付きの大きな肉が販売されているところだという。自分で好みの大きさに切って使うことができるのが良いそうだ。 客の中には日本人もいた。地元・小松市内で九谷焼の販売をしているという男性はコメで作っためん、ライスヌードルを買い求めていた。アレルギーがある子供に食べさせるためだという。また自分自身もアジア圏の料理が好きで、日本のスーパーにはない食材を求めて、この店に良く訪れるのだという。
現地の食文化が垣間見えるベトナム人の生活拠点
「ベトナムショップ」を訪ねてみると、日本では普段目にしない商品が並び、国内にいながらベトナムの食文化や暮らしを感じることができた。石川県には2023年12月末時点で18,826人の外国人が住んでいて、このうち5,246人がベトナム人。県内に住む外国人としては最も多くなっている。彼らにとって、こうした店は大切な生活拠点のひとつとして機能している。また日本人にとっても、彼らの文化に触れる交流の場として活かされていくのかもしれない。 (石川テレビ)
石川テレビ