「お前ら…待たせたな!」山川竜司が意識不明の重体から259日ぶりに奇跡の復活!【週刊プロレス昔話】
2001年3月の大日本博多大会にて、アクシデントによって頭蓋骨を骨折し、意識不明の重体にまで陥った山川竜司が259日ぶりにリングに上がった。完治というわけにはいかず、以前の動きをそのまま…というわけにもいかなかったが、それでも闘える喜びを全身で表現した。 【写真】2001年3月の大日本博多大会にて、アクシデントによって頭蓋骨を骨折した山川は意識を失って動けなくなった
大日本12・2横浜アリーナ大会、同会場は初進出の大舞台だ。カードは山川竜司&金村キンタローvsMEN'Sテイオー&関本大介。エキシビションマッチながらそれぞれ保持するWEWハードコアタッグ、BJW認定タッグも懸けられたダブルタイトルマッチ。入場する山川はその時点で号泣…だけど、叫んだ。「お前ら…待たせたな!」と。 3カ月前の9月の時点ではドクターストップがかかり、リングに上がることができない状態だった。だけど再検査の2日後、今度は別のリングでハヤブサの事故が起きてしまう。山川としては「江崎英二のためにも復帰しなければならない」、そう思いが固まった。結果としては思うように動けなかったかもしれない、新進気鋭の関本に負けてしまったかもしれない。だけど、この日みんなで流した涙には、言葉では言い表せないほどの感情が詰まっていた。
週刊プロレス編集部