食のプロがおすすめ! ひとりで行っても心地よい東京の店 3選
例えば、目の前で揚げてくれる鶏天は余熱で火を通し、ジュワッと弾けるような食感に、〆のそばはサラッと食べられるようのどごしのよい細めと、細部にまで気を配る。可能な範囲でおつまみは1人分から、日本酒も半合から頼むことが出来、ひとり飲みにやさしい。 「よし川の鶏天南蛮タルタル添え」(¥450)は、らっきょうとオイスターソースを加えたオリジナルのタルタルソースを添えて。
よし川 東京都渋谷区西原2-28-4 宮嶋ビル 1F tel. 080-4608-2024 営業時間/12:00~14:30(14:00L.O.)、18:00~23:00(22:00L.O.) 定休日/日曜、祝日、第2・4月曜 Instagram/@soba_tsumami_yoshikawa 推薦者/フードライター・佐々木ケイさん 食に関しては幅広く、旅、ワインをはじめとする酒類全般の記事を編集・執筆。JSA認定ワインエキスパート。 Instagram/@sasaki__kei
ダイカンヤマパンダ @代官山
「ひねりををきかせた中国料理にワインが止まらない」 推薦者/門前直子さん 東横線の代官山駅から歩いて約3分。セレクトショップや雑貨店などが並ぶ通りから1本入った小道にある隠れ家酒場。 手前の中国料理の定番であるよだれ鶏も鶏肉を鴨肉にチェンジ。ねぎとナッツがアクセントになったマイルドな辛さのたれをかけた「低温調理した鴨のしっとりよだれ鶏」(¥1,500)と、奥の自家製豆腐に牡蠣の濃厚なエキスが染み出たあんをたっぷりかけた「出来立て豆腐の牡蠣麻婆」(¥1,600)はファンが多いメニュー。グラスワインは1杯¥1,100~、ボトルは¥7,400~で楽しめる。
ここで楽しめるのは星付きのフレンチレストランで腕を磨いた店主の北村卓也さんが、中国料理の定番メニューに多彩な料理のテイストを加えてオリジナリティあふれる一皿に変身させた創作中国料理だ。「あれこれ楽しめるスモールポーション、厳選されたナチュラルワイン、駅チカで日曜営業とうれしい要素だらけ」と推しポイントを語る門前直子さん。 (上)旬の食材を使った麺類はリピーターも多数。「しらすとカラスミの山椒焼きそば」(¥1,800)はシンプルなオイルタイプ。(下)「フランス産のナチュラルワインを中心に200本ほど揃えています」と北村さん。