自民党・石破元幹事長が記者会見(全文1)入国制限を早く行うべきだった
習近平主席訪日に対して配慮があったのか
司会:石破さん、今のお話で、中国からの入国制限が後れた原因の1つが、習近平主席の来日がずっと延期に、中止になるっていうことが発表になってなくて、で、発表になった途端に中国からの入国制限をしてるわけですけど、やはり習近平の訪日に対して配慮したためにそれが遅れたということを一部ではいわれてますが、石破さんはそれについてはお考えはありますか。 石破:仮にもそういう習近平主席の訪日というものと中国からの入国制限がリンクしたとするならば、それは決して国民のためにはなっていないということだと思います。それはリンクさせるべきものではないということは中国もよく理解をしているものなのであって、そういう配慮と言うのか忖度と言うのか、なんと言うのか、そういうことが行われるべきだとは思わないし、そういうことがあったと思いたくもない。 司会:日本が招待しているということがあったとしても? 石破:それは日本がご招待をした、国賓としてお迎えをするということとはなんの関係もございません。 司会:(英語)
日米地位協定の改定、米側をどう説得するのか
鈴木:石破先生、どうもありがとうございます。コロナウイルスの影響を受けて仕事がなくなったフリーランスの鈴木貫太郎と申します。どうぞよろしくお願いします。日米地位協定のことをちょっと聞きたいんですけども、スピーチの中でも北朝鮮とか今回の尖閣諸島の状況とかを見て、安全保障のことで抜本的な改革が必要というふうにおっしゃっていました。昔から、総裁選に出たときも日米地位協定の改定が必要だということを言及されてると思うんですけれども、日米地位協定は日本の議会とアメリカの議会の両方の説得が必要で、5年か6年ぐらい掛かるんじゃないかということを石破さんはご自身も過去に言及されてると思うんですけども、日本のほうは丁寧に説明していけば可能性としては日本のことなのであると思うんですけども、米国のほうは、もし石破さんだったらばどのように説得させてくという具体的なプランをお考えでしたらば、ぜひ教えていただきたいなと思います。それともう1個いいですか。 通訳:じゃあそこまで英訳を先に。 鈴木:はい、すいません。もう1個のほうはすごく簡単なんですが、毎日新聞の記事で『蒼ざめた馬を見よ』という五木さんの本がすごく好きだというふうにお聞きしたんですが、私も好きなんですけども、それ以外に若いときに読んだ本でこれが影響を受けたという本があれば、ぜひ教えてください。以上です。 石破:日米地位協定は日米安全保障条約と一体のものなので、日米安全保障条約すなわち非対称的双務条約を改定しない限り地位協定は改定できないという立場に私は立っておりません。私は将来的には日米安全保障条約を可能な限り対称性を持たせた双務条約にしていかないと、サステナビリティが毀損されるのではないかと考えています。 【書き起こし】自民党・石破元幹事長が記者会見 全文2に続く