自民党・石破元幹事長が記者会見(全文1)入国制限を早く行うべきだった
台湾政府の迅速な対応を取り入れるべきだった
A:【*******に関する****************であれば00:30:04】こういうことは違うような感じでやりたかったというようなことがあれば。 石破:それは、批評するのは簡単なことだが、自分が当事者であったらどうであったかということを常に考えなければいけないと思っています。あくまで今から思えばの話ですが、中国をはじめとして、感染が始まった国からの入国はもっと早く止めるべきであったと思います。やはり札幌のスノーフェスティバルというのか、雪まつりというのか、そこに大勢の方々においでいただいたと、結果的にそれは非常に良くなかったと思います。 入国制限をもっと早くに行うべきであったし、そこは、台湾の情報というのはもっと早く日本政府に入っていたはずであって、あれほど中国との交流が多い台湾において、大統領選挙というものの最中でありながら、台湾政府が取った迅速な対応をもっと早くわが国も取り入れておくべきだったというのは今になっての私の反省であります。 あるいはダイヤモンド・プリンセスの、乗っておった方々を、公共交通機関でご自宅にお帰りくださいというような対応を取ったのは極めてまずかったと思っております。あるいは学校をお休みにするというような発表があった、それはそれで批判もあるけれど、私は結果として正しかったと思っています。しかしそれによって生ずる共働きのご家庭とか、親御さんが1人しかいらっしゃらないご家庭とか、そういうものに対するメッセージというものが同時に発せられなかった。
補正予算は1日も早く成立させるべき
あるいは総理がテレビで、会見であのような発表をなさったが、都道府県、あるいは市町村に対しての連絡というものがなかった。それは要請、お願いなのであって、リクエストなのであって、あとはご自身で考えてくださいね、ということであったと思うけれども、より丁寧なメッセージの発し方があったというのは、与党の一員としてそれをきちんと指摘できなかったことは反省点であります。 最後に申し上げれば、もうあしたで3月も終わるわけですね。日本においては3月というのは非常に経済的に決算というものを伴う期末時期であって、そこにおける資金の確保というのは民間にとっては最重要なことであります。私はかつて民間金融機関に勤めていたので、そのことはある程度分かっているつもりだが、いつどこに行けばどれだけの資金の提供が受けられるのかということが明確に国民に伝わるようにするということは、これから先、最重要な課題であると思っております。補正予算というものの成立は、これは野党のご協力も得て、1日も早く、どんなに遅くとも4月のゴールデンウィーク前には成立をさせる、4月のできるだけ早いうちに補正予算を成立させ執行する。執行する体制においては、どこに行けば幾らもらえるんですかということが国民に分かるように伝わることが何よりも大切だと思っています。