日本で2番目に長い川が隔てる茨城県と千葉県……そいつを越える路線バスがマニアックすぎた!!
■短く!!が基本のアウェー区間
江戸崎を出て40分くらい、もう終点が近づきつつある頃合いに、ありふれた路線バスでは易々と越えられない壁・利根川が見えてくる。 バスが渡る水郷大橋の中央付近に県境があり、進行方向で「千葉県」と書かれた標識が脇に立っているので、こちらも県境越えバス利用時にはチェックしておきたいポイント。 水郷大橋をスムーズに渡り切って、少し寄り道をしながら15分ほど走ると、終点の佐原駅前バスターミナルに到着。所要時間は60分、運賃は560円だった。 桜東バスは茨城県のバス事業者ということで、千葉県側がアウェーに相当する。同バスの千葉県内での活動距離は、全区間27kmのうち3.1kmくらい。ちょっとだけ入ってオシマイな所は、他の県境越え系路線バスとほぼ同じだ。 できそうで中々できない県境越えを実現してくれる、希少で頼もしい存在の桜東バス江戸崎佐原線。さらにこの路線は始発から終点まで、高層建築が建ち並ぶような場所は通らないため、のんびり小気味良い時間を車内で過ごせるのが魅力に思えた。 【バス路線の基本データ】 桜東バス 江戸崎佐原線(江戸崎~佐原駅) ・跨ぐ県:茨城県 → 千葉県 ・移動距離:約27km ・所要時間:60分 ・運賃:560円 ・停留所の総数:42 ・千葉県内の区間距離:約3.1km ・千葉県内の停留所の数:5