トッテナムは苦しいドロー決着…B・ジョンソンの公式戦3試合連続ゴールもフルアムに同点弾許してリーグ戦2連勝ならず
プレミアリーグ第13節が1日に行われ、トッテナムとフルアムが対戦した。 アンジェ・ポステコグルー監督体制2年目のトッテナム。前々節、昇格組イプスウィッチに敗れるなど下位相手に勝ち点を取りこぼす試合が多いが、前節は“昨季王者”マンチェスター・シティに大量得点&無失点で完勝を収めた。勢いそのままにホームでフルアムを迎えるこの一戦でリーグ2連勝を飾りたいところ。スタメンには、2試合連続ゴール中のブレナン・ジョンソンや韓国代表FWソン・フンミン、イングランド代表MFジェームズ・マディソンらが名を連ねた他、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが公式戦5試合ぶりに先発に戻った。 【ゴール動画】ブレナン・ジョンソンの先制ゴール 一方のフルアムは、前節のウルヴァーハンプトン戦で1-4と降格圏に沈む相手にまさかの惨敗。嫌なムードを払拭するべく敵地で勝利を目指す。スタメンには今季4ゴールを挙げているメキシコ代表FWラウル・ヒメネスや今季アーセナルから加入したエミール・スミス・ロウらが入った。 雨に見舞われたこの試合は、立ち上がりからトッテナムが攻勢を仕掛ける。1分、この日センターフォワードとして起用されたソンがペナルティエリアでボールを受け、すぐさまシュート。しかし、これはフルアムの守護神ベルント・レノがファインセーブでチームを救った。 徐々にフルアムがボールを握る展開になると、36分にフルアムにチャンス。この日再三良い守備を見せていた右サイドバックのケニー・テテが絶妙なタイミングでアーリークロスを供給すると、抜け出したヒメネスがインサイドボレーで枠内に放つも、GKグリエルモ・ヴィカーリオが横っ飛びのスーパーセーブでゴールを割らせなかった。フルアムは右サイドからのクロスを起点にゴールに迫っていく。 一方、トッテナムも46分に決定機。バイタルエリアで貰ったフリーキックのキッカーを務めたマディソンが、飛んだ壁の下を通す頭脳プレーで直接ゴールを狙うも、右ポストに当たり先制点とはならなかった。 後半は、前半同様立ち上がりからフルアムがチャンスを作るも決めきれずいると、54分にトッテナムが均衡を破る。カウンターの流れからペナルティーエリアまで侵入したヴェルナーが相手を引き付け、逆サイドに柔らかいクロスを送ると、走りこんだB・ジョンソンがダイレクトで押し込み、公式戦3試合連続ゴールを奪取。トッテナムが先制に成功した。 リードを許したフルアムだが、67分にチャンスをものにする。ペナルティーエリアのポケットで受けたアレックス・イウォビがマイナスのパスを送ると、途中出場のトム・ケアニーが強烈なシュートを逆サイドに突き刺した。1-1とフルアムが同点に追いつく。 しかし83分、同点ゴールを決めたトム・ケアニーが足裏を見せた激しいチャージで“一発レッド”。退場処分を受け、フルアムは10人での戦いを強いられることになった。 その後、トッテナムが猛攻を仕掛け、10人のフルアムがしっかりとブロックを敷き、カウンターを狙う構図となる。だが、最後まで両チームともにゴールを決めることはできず、このまま試合終了。終始緊張感漂う好ゲームは1-1の痛み分けとなった。次節、トッテナムは6日に敵地でボーンマスと対戦。一方のフルアムは6日に敵地で三笘薫が所属するブライトンをホームに迎える。 【スコア】 トッテナム 1-1 フルアム 【得点者】 1-0 54分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム) 1-1 67分 トム・ケアニー(フルアム)
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