【関西大学ラグビー】京産大、V4懸かる天理大戦へ調整 前節黒星も広瀬佳司監督「負けて良かった」
ムロオ関西大学ラグビーAリーグの最終節4試合が、30日に東大阪市花園ラグビー場で行われる。 4連覇を狙う京産大は28日、京都市北区で調整。勝てば4連覇が決まる天理大戦に向けて汗を流した。前節では関学大に21―45で敗れ、関西リーグで4季ぶりとなる黒星を喫した。元日本代表の広瀬佳司監督は「完全にプレッシャー(圧力)で負けた。受けてしまって、ミスを繰り返した」と振り返る。 ただ、今季は大勝が続いていたリーグ戦で最終節を前に黒星を喫したことで「尻に火が付いた感じで、4年生がまとまってくれた」と同監督。「やらなあかんというマインドにしてもらった。負けて良かったと思っている」と続けた。 最終節では共同主将を務める辻野隼大(4年=京都成章)が4試合ぶりとなる先発復帰。フランカー日吉健(4年=大産大付)も3試合ぶりにスタメンに名を連ねた。ソロモネ・フナキ(4年=目黒学院)とともにチームを束ねる辻野は「4連覇というよりも、天理大戦に勝ちたい気持ちが強い。この一戦に全てを出したい」と言葉に力を込めた。 京産大と天理大は勝ち点25で並んでおり、どちらも勝てば優勝が決まる。引き分けた場合は、3位関学大が近大戦の結果次第で逆転優勝する可能性がある。 4位近大は関学大に勝てば、大学選手権に出場する3位以内が確定する。