鼻が腐りかけたことも…母の反対を押し切り、2000万でフル整形したトランスジェンダーモデルの矢神サラ「明確な目標と強い意志が必要」
日本人で初めてトランスジェンダーのモデルとして世界的なコレクション『LAファッション・ウィーク』に出演したモデルで実業家の矢神サラ。10代から総額2000万ほどかけ整形手術を繰り返し、23歳で性転換手術に踏み切り、そこには明確な目標と強い意思があった。アイドルになりたくて上京した彼女が、コンプレックスから開放され、自分らしく生きるために決断した整形手術について語った。 【全身写真】 さすが世界で活躍するモデル…175センチ抜群のスタイルの矢神サラ ◆母にお金を借り、18歳で最初の整形手術、総額2000万円以上費やした ――整形についてYouTubeでは、「ダウンタウンの腫れや失敗の恐怖より、自分の顔を人に揶揄されて生きる方が怖かった」「若い頃は無鉄砲で失敗を考えなかった」と発信されています。子どもの頃はアイドルになることが夢で、少女時代に憧れていたそうですが、容姿に対してどのようなコンプレックスがあったのでしょうか? 【矢神サラ】 年齢を重ねるに連れて、「私は可愛くないかもしれない」という気づきが生まれてから、二重にしたい、鼻はこういう形が可愛いなどと、いろいろ調べました。18~19歳の頃、韓国の三大芸能事務所のオーディションも受けましたが全部落ちて、やっぱり見た目という結論に至りました。外見至上主義の世界で戦う時に、「私に足りない部分をすべて整形で補っていこう」と決心しました。 当時、沢尻エリカさんの顔を参考にしていたのですが、自分の顔と照らし合わせて、黄金比を整えるために、顎とエラの骨のほか、中顔面を短縮するために大きな骨も削りました。それから、アイライナーが映える目頭や、アイシャドウがキレイに見える二重幅などひとつずつ研究して、すべてを整えていった感じです。 ――ご家族からの反対はありましたか? 【矢神サラ】 母は反対でしたが、自分の意思で跳ね除けて突き進みました。今思えば若かったです(笑)。18歳で最初に二重手術をしました。いま母は、当時私が言っていたことが何年越しかで理解できたと言ってくれていますが、当時はぶつかりましたね。