大人も楽しめる“ADULT K-POP”掲げる『K4』 夢は「日本で1番愛される韓国人グループ」
大人も楽しめるK-POP「ADULT K-POP」をコンセプトに掲げる4人組アーティスト・K4から、キム・ヒョンミン、オ・ジュジュ、チョ・ジュンの3人がラジオ番組に出演。リリースしたばかりの新曲に込めた思いや、日本での活動について語った。 【写真】デジタルシングル『LOVE~縁~(ラブえにし)』について語る、K4のメンバー ※聞き手=ラジオ関西『Clip』月曜日パーソナリティーの近藤夏子(シンガーソングライター)とタケモトコウジ(ラジオDJ) “韓国歌謡”と呼ばれる音楽ジャンル「トロット」。韓国では数年前からトレンドとなっており、多くのオーディション番組が制作され絶大な人気を博している。そんななか、オーディション番組「ハロートロット」から生まれた4人組アーティスト・K4が、今年3月に日本で本格デビューを果たした。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 【近藤夏子(以下:近藤)】 ジュンさんは、日本語がしゃべれるんですね? 【チョ・ジュン(以下:ジュン)】 いや、全然しゃべれないです。 【近藤】 しゃべれてるやないかい! 【ジュン】 あははは! 【近藤】 このツッコミに対してもすぐに笑っているということは、理解してくれているってことだもんね? 【ジュン】 昨日、漫才を見に行きました。 【近藤】 え? 漫才を見て分かるんですか? 【ジュン】 いや、60パーセントくらいしかわからなかったです。 【近藤】 それでもすごい! ちゃんと勉強して、日本でがんばろうと思ってくれることがうれしいです。 【タケモトコウジ(以下:タケモト)】 そうですよね。 【近藤】 ちょうど昨日まで韓国の釜山に行っていたので、このタイミングでみなさんに来ていただけたのがすごくうれしいです。 【ジュン】 どんな食べ物がおいしかったですか? 【近藤】 テジカルビとソルロンタン。 【キム・ヒョンミン(以下:ヒョンミン)】 テジクッパは? 【近藤】 テジクッパも食べました! めっちゃおいしかった。マシッソヨ(韓国語で「おいしい」)でした。 【タケモト】 メンバーそれぞれについて紹介させていただきたいのですが、ヒョンミンさんは、およそ2500人を輩出したボーカルトレーナーであり、リーダーでもいらっしゃるという。 【近藤】 え? どういうこと? 【タケモト】 発声の仕方とか、いろいろ教えてらっしゃる先生でもあるという。 【近藤】 先生側なの? 【ヒョンミン】 そうです。歌手志望の方々をトレーニングしていました。 【近藤】 すごい! 私も通っていいですか? シンガーソングライターなんですよ。 【ヒョンミン】 はい、光栄です。 【近藤】 難しい言葉を知ってるんですね! 教える側でもあり、自分もボーカルとして活躍されていると。素晴らしい。 【タケモト】 ジュジュさんは現役のモデルで、9頭身のプロポーションをお持ちでございますよ。 【近藤】 だと思った! 座ってるけどスタイルがいいのがわかります。 【オ・ジュジュ(以下:ジュジュ)】 日本人スタイルです。 【近藤】 日本人スタイル? どこがやねん(笑)! 顔がちっちゃくて、背が高いんですよ! 【ジュジュ】 髪がふくらんでしまって、その代わりに顔が小さく見えているだけです。 【近藤】 そんなことない! 顔小さいですよ。 【タケモト】 ちなみに、ジュジュさんはボーリングもうまくて300点満点を出したことがあるそうです。 【近藤】 パーフェクト? 【ジュジュ】 はい。中学校から大学まで選手として活動をしていました。 【近藤】 選手? すごいですね! 【ジュジュ】 でも、いまは300はないです。 【近藤】 いまはもうできない? 【ジュジュ】 できない。 【近藤】 でもすごいね! 【タケモト】 (パーフェクト)見たことないよ。 【ジュジュ】 レッスン大丈夫ですよ! 【近藤】 ボーカルの先生に、ボーリングの先生。じゃあ、次は何の先生ですか(笑)? 【ジュン】 私は、オペラ歌手出身です。 【近藤】 オペラ? 【ジュン】 私もトレーニングができるので、(ヒョンミンより)こっちのほうがもっと安いです(笑)。 【近藤】「私のほうがリーズナブルですよ」って、おもしろいなあ! でも、オペラといまやっているジャンルのトロットと、歌い方は全然ちがいますよね? 【ジュン】 めちゃくちゃちがいます。 【近藤】 難しくないですか? 【ジュン】 兄さんたちを見ながら勉強しています。 【近藤】 勉強しながらね! たぶん、オペラって体の使う場所も全然ちがうと思うから。 【ジュン】 そうです、難しいです。まだ難しいです。 【近藤】 たぶんなんですけど、普通の人はオペラのほうが難しいと思います(笑)。 【ジュン】 それはそうなんだけど(笑)。 【近藤】 オペラで培ったものを、ジャンルを変えていかしているわけですよね。 【ジュン】 はい、そうです。 【近藤】 本当に皆さんいろんなことができる! 今日いらっしゃらないフィリップさんもすごいんでしょ? 【ジュン】 フィリップさんは俳優出身で、バラードが特技です。メンバーそれぞれ歌声がちがうので、それがK4の魅力だと思います。 【タケモト】 12月11日(水)にデジタルシングル『LOVE~縁~(ラブえにし)』を配信されましたが、楽曲の聴きどころを教えてください。 【近藤】 その前に質問があります! 「縁」って韓国語でなんて言うんですか? 【ジュン】「イニョン」ですね。 【近藤】 わかった、ありがとう! 縁があるっていい言葉やからね。「LOVEイニョン」ですね。 【タケモト】 楽曲の聴きどころを教えていただきたいです。 【ジュン】 まず、曲の紹介からお願いします。 【ジュジュ】 今回リリースした『LOVE~縁~(ラブえにし)』は、究極の愛を歌ったラブバラードです。 【近藤】 お~! 究極の愛。 【ヒョンミン】 そしてこの曲は、4人がそれぞれに個性的な歌声を聴かせることが魅力です。 【近藤】 4人ともちがう歌声を持っていると言っていたけど、この曲ではそれがより出ている? 【ヒョンミン】 はい。 【タケモト】 それぞれがいろんな専門家でもあり、それらが化学反応を起こして、楽曲ごとにいろいろな魅力が作られているんだろうなと思います。今回、レコーディングで難しかったことはありますか? 【ジュン】 レコーディングのときはいつも難しいですけど、特になにかありますか? 【ヒョンミン】 日本語の発音が(難しいです)。 【近藤】 あ、発音ね。 【ジュン】「つ」の発音が。「いつも」「いつでも」の「つ」。 【近藤】 この「つ」が難しいんだ。 【ヒョンミン】 難しいです。 【ジュジュ】 難しい。 【ジュン】 韓国語にはない発音なので。 【近藤】 昨日、釜山に行ってたんですけど、「プサン」じゃなくて「ブサン」なんですよね? 【ジュン】「ブサン」です、じつは。 【近藤】 これがずっとわからなくて。「PUSAN」だと思ってたんだけど、標識が全部「BUSAN」になっていたからガイドさんに聞いたら、「プ」と「ブ」の間というか、発音が難しくて聞き取れなくて。ちょっとしたニュアンスが違うというか、韓国語の発音と日本語の発音はちがいますよね。 私は、名前が「なつこ」なんですよ。だからきっと、なつこの「つ」が言いにくいんですよね。 【ジュン】 はい、難しいです。なつこさん。 (3人で「なつこ」の発音を練習する) 【近藤】 ありがとうございます。難しいですよね。ぜんぶ飛ばして「な」さんでいいです(笑)。 【タケモト】 ほかの国の言葉というか発音で歌うというのは、それだけ難しいということですよね。 【近藤】 リスナーさんからたくさんのメッセージが届いています。「神戸のラジオ出演は初めてだと思います。神戸の良さを少しでも知ってもらえたらうれしいです」ときていますが、神戸は初めてなんですか? 【ジュン】 この前、神戸の「演歌の夢まつり2024」というコンサートで歌いました。でも、ラジオは初めてですね。 【近藤】 神戸はどうですか? 【ジュン】 神戸の洋食を食べてきました。 【近藤】 神戸洋食おいしいもんね。なにを食べましたか? 【ジュン】 ハンバーグとエビフライ。 【ヒョンミン】 オムライス。 【近藤】 おいしかったですか? 【ヒョンミン】 おいしかったです。 【近藤】 私も昨日までいた釜山で韓国料理を食べましたけど、韓国料理はやっぱおいしい! ちなみに、ヒョンミンさんは釜山でアルバイトもされてたんですよね? 【ヒョンミン】 昔レストランで。広安大橋という大きな橋があるんですけど。 【近藤】 あの橋かな? あの、7.5メートルくらいある……? 【ヒョンミン】 そうです!……? 【近藤】 あ、7.5メートルって言った? めっちゃ短かった。7.5キロ(笑)! 【ジュン・ジュジュ・ヒョンミン】 ははははは! 【タケモト】 幅跳びの選手やったら飛び越えられるで(笑)。 【近藤】 ミヤネヨ(韓国語で「ごめんなさい」)。 【ヒョンミン】 ははは、大丈夫です! 【近藤】 ダイヤモンドブリッジの近く? 【ヒョンミン】 海が見えるレストランで働いていました。 【近藤】 すてき! 【ヒョンミン】 思い出があります。 【近藤】 なんのご飯屋さんですか? 【ヒョンミン】 洋食です。 【近藤】 洋食なんだ! 【ヒョンミン】 オムライスとステーキと。 【近藤】 神戸と比べて、どっちがおいしかった? 【タケモト】 いじわるな質問(笑)。 【ジュン】 でも、それ(アルバイトをしていたの)が20年前なので覚えてないと思いますね。 【ヒョンミン】 味の記憶がないです! 【近藤】 ジュンさんのフォローが早い! 普通に関西で漫才師をやっていけるぐらい達者! 韓国には、ボケとかツッコミという文化ってあるんですか? 【ジュン】 そういう文化はないんですが、みんな知ってます。 【近藤】 文化的にはないけれども知ってるんだ! 漫才師は? 【ジュン】 漫才師はいない。 【近藤】 コメディアンはいるもんね? 【ジュン】 そうです。最近、スタンダップコメディが流行ってます。 【近藤】 文化で言うとアメリカとかと一緒なんだ。じゃあやっぱり、漫才は日本の文化なのね。 【タケモト】 この雰囲気をライブで感じてほしいのですが、2025年1月30日(木)に大阪・新歌舞伎座で「K4 Live in Japan HELLO OSAKA!~虹色の唄声~」を開催するんですよね。 【近藤】 韓国のアーティストさんが新歌舞伎座? チンチャ(韓国語で「本当に」) ? 【ヒョンミン】 チンチャ。 【ジュジュ】 チンチャ。 【ジュン】 チンチャです。 【近藤】 これは珍しいですよ! お芝居とか演歌歌手の方々が新歌舞伎座でする、というのは聞いたことがありますけど。 【タケモト】 日本のアーティストでもそんなに聞かないですよね。 【近藤】 (ライブを控えて)いまどんな気持ちですか? 【ジュジュ】 めっちゃ好きやねん! 【ジュン】 ドキドキしてます。そして頑張っているので、皆さんぜひ遊びに来てください。 【タケモト】 それでは、最後にひと言お願いします。 【ヒョンミン】 神戸で初めてラジオに出演できて本当にうれしいです。光栄です。また呼んでください。ありがとうございます。 【ジュジュ】 今日は、招待してくれて本当にありがとうございます。大阪のコンサートでは特別な曲もたくさん準備しているので、ぜひ遊びに来てほしいです。ぜひよろしくお願いいたします。 【ジュン】 神戸のみなさん。K4の夢は、日本で1番愛される韓国人グループになることです。ぜひぜひよろしくお願いします。 ※ラジオ関西『Clip月曜日』より
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