ロシア領内の武器庫に照準 ウクライナの無人機飽和攻撃
クラスノダール、ロシア、9月24日 (AP) ― ウクライナは9月21日、ロシア南西部クラスノダール地方にあるロシア軍の弾薬貯蔵庫とミサイル兵器庫をドローンで攻撃、周辺住民が避難を強いられるほどの大爆発を起こした。 SNSに投稿された映像では、巨大なオレンジ色の火球が地平線に現れ、鈍い爆発音が絶え間なく鳴り響いた。 ロシア国防省は21日未明、ロシア領内と2014年に一方的に併合したクリミア半島上空で、ウクライナ軍のドローン101機を撃墜したと発表した。 ロシア領内およびクリミア半島での負傷者などの報告はない。 同じく21日には、ロシア領内深くにあるミサイル兵器庫がウクライナの100機を超えるドローン攻撃を受け大爆発を起こした。この爆発で、ロシア当局は周辺の幹線道路を100キロにわたって封鎖、付近の鉄道駅にいた乗客らを避難させた。 モスクワから北西に約380キロ、ウクライナ国境から約500キロ離れたトベリ州のトロペツという町の近くにあるこの武器庫は、18日未明にウクライナ軍のドローン攻撃で爆発、13人が負傷した別の武器庫から数キロしか離れていなかった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)