8強に4チームが進出した「プレミア勢」のCL制覇はありえるか?【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
国外のスポーツメディアに酷評や嘲笑されてきた歴史
準々決勝での直接対決が決まったこのマンCとトッテナム、そしてリバプール、マンUの4チームすべてがCL8強に勝ち残る。復権を果たしたプレミア勢の戴冠はありえるか。(C)Getty Images
チャンピオンズ・リーグ(CL)ベスト8の実に半分をプレミアリーグ勢が占めている。しばらく続いた不甲斐ない敗北の歴史はどう変わったか。7シーズン前のチェルシー以来となる戴冠はありえるか。勝者のメンタリティーがもっとも強いのは?(文:オリバー・ケイ 訳:井川洋一 2019年4月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 国外でCLの試合を取材した翌朝は、空港で大きめのサイズのコーヒーを飲みながら、眠気と戦っている場合が多い。慌ただしい夜が明けて、英国への帰国便を待ちながら。 待ち時間に読む――あるいは読もうと努力する――のが現地の朝刊だ。ページをめくって、前夜の試合のレポートを探し、目を通す。全てを理解できるわけではない。しかし、紙面から落胆は伝わってくる。記事を書いた現地の記者は、イングランドからやっ
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